北の零年 作品情報
きたのぜろねん
激動の明治維新、刀を捨てた侍たちと、夢を信じて生きた女の大河ロマン
明治維新初期。新政府の命により北海道へ移住した淡路の稲田家は、新しい国を築くことを夢見て開墾に励むが、その夢は、廃藩置県により打ち砕かれた。定住を決意した家臣の小松原は、北の地で育つ稲を求め札幌へ旅立つが、半年を過ぎても戻ってこない。妻の志乃は、娘を連れて夫を捜しに出るが、吹雪の中で行き倒れてしまう。5年が過ぎ、志乃は牧場を経営していた。そこへ、待ち続けた夫がある使命を持って帰ってくる。
「北の零年」の解説
開拓前の北海道、静内を舞台に、過酷な生をひたすら前へ進んだ人々の姿を描いた感動のドラマ。日本が誇る映画女優、吉永小百合の記念すべき映画111本目の作品でもある。物柔らかな仕草のなかに、武士の妻らしい品の良さと、厳しい自然を生き抜く頑固さがしっかりと伝わるところは、さすが「女優」であり、ベテランの風格。また、小松原にはハリウッドでもその実力を認められる渡辺謙。志乃親子を見守るアシリカには豊川悦司。ほか、石田ゆり子、香川照之、石橋蓮司ら実力派が揃った。
監督は、『GO』『きょうのできごと』『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲。ストーリーも役者も、これまでの行定作品にない色ではあるが、時代の変化、人の変化、心の変化の中で、変わらずに生き続ける信義の尊さを美しく描いている。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年1月15日 |
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キャスト |
監督:行定勲
脚本:那須真知子 音楽:大島ミチル 出演:吉永小百合 渡辺謙 豊川悦司 柳葉敏郎 石原さとみ 石田ゆり子 香川照之 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(2004) |
上映時間 | 168分 |
(C)「北の零年」製作委員会
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