17歳のカルテ 作品情報

じゅうななさいのかるて

思春期の少女たちが抱える孤独、絶望、狂気を見つめた青春映画

原作はスザンナ・ケイセンが60年代後半に精神病院で過ごした2年間の体験を綴った「思春期病棟の少女たち」。自分自身も19歳の時に神経症で精神病院に1週間入院したことがあるというウィノナ・ライダーは、原作を読むとの本の世界にたちまち引き付けられ、スザンナ・ケイセンを演じたいと思い立った。得体の知れぬ不安感に教われ、発作的に大量のアスピリンとウォッカを飲んだスザンナは、両親によって医療施設に入れられてしまう。そこで彼女は同年代の精神病患者たちと出会う。思春期の少女たちはたいてい精神の均衡を危ういところで保っている。そのボーダーラインをほんの少し超えてしまったばかりに病人扱いされてしまう苦しさが痛いほどに伝わってくる

「17歳のカルテ」の解説

今年で29歳のウィノナ・ライダーが硝子のように繊細な魂を持つ17歳のヒロインを熱演。オスカー受賞のアンジェリーナ・ジョリーをはじめ若手女優たちが、様々な精神障害を抱える患者たちをそれぞれの個性を活かして演じている。これで、もう少し患者たちの心の闇まで描ききることができれば、もっとひとりひとりに感情移入することができたのに、自分の症状に真正面から立ち向かうことができればある程度の神経症は克服できる。自分の病状に甘えて直そうという気力を持たなければ、いつまでたっても病から抜け出すことはできない。現代社会で様々なストレスを抱える若者たちは、引きこもりになったり、キレたりする前にこの映画を見ることをオススメしたい。

この年頃、誰だっていらついたり情緒不安定になるのは当り前。それをいかに克服するかが大切なのだということを学びとってほしいのである。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督・脚本ジェームズ・マンゴールド
出演ウィノナ・ライダー アンジェリーナ・ジョリー クレア・デュヴァル ウーピー・ゴールドバーグ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
制作国 アメリカ(1999)
上映時間 127分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-08-29

本ウーピー・ゴールドバーグがデビューを飾った記念的な文藝作品がステイーブン・スピルバーグ監督の異色作と為った映画「カラー・パープル」だった。テクノ・アクション専科のレッテルを跳ね除けて、米国アカデミー賞は逃がしたものの英国での受章を初め高評価を勝ち取った。黒人社会に共感出来たのは伝統的な生活慣習を持つユダヤ人としての彼の出自とも関係していたともー。


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最終更新日:2019-03-22 14:17:59

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