裏切り者 作品情報

うらぎりもの

陰謀・贈賄・殺人…。汚職事件に巻き込まれた青年が最後にとった行動とは…。切なくも哀しい社会派サスペンス。

更正を誓って出所したレオ(マーク・ウォルバーグ)は叔父フランク(ジェイムズ・カーン)の経営する大手地下鉄整備会社で働き始める。その会社では親友のウィリー(ホアキン・フェニックス)も働いていた。レオは病弱な母(エレン・バースティン)を養うため、賃金の少ない修理工より、羽振りのいいウィリーと同じ職に付きたいと申し出る。だがウィリーは、実は賄賂などの裏工作を担当していたのだ。この時から、有益な人間になりたいと願っていたレオの人生は再び違う方向へと転がって行く…。

「裏切り者」の解説

監督は、デビュー作『リトル・オデッサ』でヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝いたジェームズ・グレイ。6年ぶり2作目となる今作は、彼の青年期に実際に起った汚職事件をベースにしている。前作同様、今作でも息子と父親、そして家族を描き、それらは彼の1つの重要なテーマであるようだ。息子世代を演じるのはマーク・ウォルバーグ、ホアキン・フェニックス、シャーリーズ・セロンと今が旬のスター達。また彼らの親世代を演じるのはジェイムズ・カーン、エレン・バースティン、フェイ・ダナウェイなどのビッグネーム。これらの登場人物は皆、善悪両方持ち合わせた複雑なキャラクターとして描かれており、二つの世代による絶妙なコラボレーションも今作の大きな魅力だろう。

また忘れてはならないのは、“光沢のある茶色”を基調にした非常に深みのある美しい画面。その光と影の使い方はまるでヨーロッパ映画のよう。画家志望だった監督だけにエドワード・ホッパー、カラヴァッジオ、ラ・トゥ-ルなどの名画を参考にしたらしい。最近名前を聞かないなあ、と思っていたらこういう作品を撮っていたのネ…と、ちょっぴりうれしいジェイムズ・グレイの新作、秋の夜長にぜひご堪能あれ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2001年11月17日
キャスト 監督・脚本ジェームズ・グレイ
出演マーク・ウォルバーグ ホアキン・フェニックス シャーリーズ・セロン ジェームズ・カーン エレン・バースティン フェイ・ダナウェイ
配給 アスミック・エース エンタテインメント
制作国 アメリカ(2000)
上映時間 115分

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最終更新日:2019-02-14 10:00:47

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