今週の動員ランキングは、前週ヒットスタートを切った『ラストマイル』(東宝)が週末3日間で動員46万8000人、興収6億3900万円をあげ、2週連続1位を獲得した。ドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」のキャラクターが登場するシェアード・ユニバース作品ということで話題となり、累計成績は既に動員152万人、興収21億5000万円を突破している。 続く『インサイド・ヘッド2』(ディズニー)は週末3日間で動員22万7000人、興収2億8300万円を記録し2位をキープ。今年公開の洋画では最速となる公開28日間で興収40億円を突破し、累計成績は動員340万人、興収43億円を超えた。さらに、前作「インサイド・ヘッド」の興収40.4億円を突破し、ピクサー作品としては4作目となる前作超えを記録した。
3位も前週と同じく『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(東宝)が入り、週末3日間で動員14万8000人、興収1億7300万円をあげた。累計成績は動員177万人、興収21億円を突破している。
4位には前週よりツーランクアップした『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(東宝)が続き、5位はワンランクダウンの『怪盗グルーのミニオン超変身』(東宝東和)となった。
公開8週目を迎えた『キングダム 大将軍の帰還』(東宝/ソニー)は6位となったが、累計成績は動員502万人、興収74億円を突破。歴代興収ランキングで100位内にランクインした。
新作では、「映画けいおん!」(11年)や「映画 聲の形」(16年)等で高い評価を受ける山田尚子監督による完全オリジナル長編アニメーション『きみの色』(東宝)が7位に初登場。山田監督が描く“音楽×青春”の集大成とも言える本作は、人が「色」として見える高校生のトツ子が、美しい色を放つ少女・きみと、音楽好きの少年・ルイと出会い、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えながらも、音楽で心を通わせていく姿を描いている。主人公3人の声を、1600人にのぼるオーディションから選ばれた鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖が演じている。