今週の動員ランキングは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(東宝東和)が、土日2日間で動員28万2000人、興収4億3100万円をあげ圧倒的な強さで初登場1位を獲得した。初日から3日間の累計では動員42万人、興収6億円を超えるヒットスタートとなっている。いわずと知れた大人気スパイ・アクションシリーズの25作目にして、5作に亘ってジェームズ・ボンドを演じてきたダニエル・クレイグ最後の主演作。大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ・マーキュリー役でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックが悪役を演じるほか、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチらが共演。監督は、アフリカの内戦を描き高評価を受けた「ビースト・オブ・ノー・ネーション」のキャリー・ジョージ・フクナガが務めている。
公開から2週連続で首位に君臨した『マスカレード・ナイト』(東宝)は、土日2日間で動員16万1000人、興収2億3400万円をあげ2位にランクイン。累計では動員178万人、興収24億円を突破した。
3位には、土日2日間で動員9万5000人、興収1億2600万円をあげた『護られなかった者たちへ』(松竹)が初登場。中山七里による同名ミステリー小説を、佐藤健、阿部寛の共演、朝ドラで人気を集める清原果耶をはじめ、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都ら豪華実力派キャストで実写映画化。監督は「明日の食卓」「糸」など意欲的に作品を発表し続けている瀬々敬久。
ほか新作では大ヒットホラー「死霊館」ユニバース第7弾『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(ワーナー)が5位にランクイン。ユニバース生みの親であるジェームズ・ワン製作のもと、「ラ・ヨローナ ~泣く女~」で注目を集めた新世代のビジュアリスト、マイケル・チャベスが監督を務める。出演はパトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ、ルアイリ・オコナーほか。
既存作品では、公開から12週目を迎え6位に留まる『竜とそばかすの姫』(東宝)が、累計で動員456万人、興収63億円を突破。8位の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』(東宝)は、累計で動員235万人、興収32億円を突破した。
1979年に公開されて以来、今なお根強い人気を誇る宮崎駿監督による名作『ルパン三世 カリオストロの城』(東宝映像事業部)は10位に初登場。「ルパン三世」アニメ化50周年を記念し、4K映像+7.1chサラウンド(併映『ルパンは今も燃えているか?』)で2週間限定の特別上映。