今週の映画動員ランキングは、『アナと雪の女王2』(ディズニー)が土日2日間で動員60万7000人、興収7億8000万円をあげ、4週連続の首位に君臨。正月に向け大作映画が次々と封切られる中、他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せている。累計では、動員568万人、興収73億円を突破、公開から4週目にして早くも歴代興収ランキング82位にランクイン。正月興行でどこまで記録を伸ばしていけるのか注目だ。
TVゲームの中に吸い込まれた高校生たちが、個性豊かなキャラクターとなってゲームクリアを目指す冒険を描きヒットした「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の2年後を描く続編『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(ソニー)は、土日2日間で動員13万人、興収1億8700万円をあげ、2位に初登場。初日から3日間の累計では動員16万5000人、興収2億3700万円をあげる好スタートを切った。前作同様ジェイク・カスダンが監督を務め、主演のドウェイン・ジョンソンほか、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハートら主要キャストが再集結。さらに難易度が増し「無理ゲー」化した「ジュマンジ」クリアを目指す新たな冒険を描く。
デビュー作としては史上初となるミステリーランキング4冠を達成した、今村昌弘による同名ミステリー小説を実写映画化した『屍人荘の殺人』(東宝)は、土日2日間で動員12万5000人、興収1億6500万円をあげ3位のスタート。初日から3日間の累計では動員16万7000人、興収2億2000円と、動員で『ジュマンジ~』を上回った。出演は神木隆之介、浜辺美波、中村倫也ほか。監督は木村ひさしが務めている。
4位には、ゲーム「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメシリーズ第6作『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』(東宝)がランクイン。監督は、これまでもシリーズ劇場版を3作品手掛けてきた高橋滋春。声の出演は田村睦心、井上麻里奈、遠藤綾ほか。
ほか新作では、周防正行監督の5年ぶりの新作で、映画初主演となる成田凌がサイレント映画時代の活動弁士を演じる『カツベン!』(東映)が8位、人気クレイアニメ「ひつじのショーン」の長編劇場版第2作目となる『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』(東北新社/STAR CHANNEL MOVIES)が10位でスタートを切っている。