今週の映画動員ランキングは『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』(東宝)が土日2日間で、動員67万8000人、興収8億8600万円をあげ、並いる新作を抑えて2週連続の首位に立った。累計では早くも動員275万人、興収35億円を突破しており、7年連続のシリーズ最高興収更新に向け着実に歩みを進めている。
2位から5位には新作が揃ってランクイン。『キングダム』(東宝/ソニー)は、土日2日間で動員38万2000人、興収5億2600万円をあげ2位に初登場。初日から3日間の累計では動員50万7000人、興収6億9000万円を稼ぎ、最終興収32.1億円をあげた「DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017年12月9日公開)の興収比188.8%という好スタートとなっている。中国春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と中華統一を目指す若き王・?政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描く、累計発行部数4000万部超の人気コミックを実写映画化。少年・信を山﨑賢人、若き王・?政を吉沢亮が演じる他、長澤まさみ、橋本環奈、大沢たかおら豪華キャストがそろい踏み。監督は「いぬやしき」「図書館戦争」等スピード感あふれるアクションにも定評のある佐藤信介が務めている。
大人気シリーズ 27作目となる『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン-失われたひろし-』(東宝)は、土日2日間で動員24万2000人、興収2億8900万円をあげ3位のスタート。累計では動員26万人、興収3億円を突破している。
見た目は大人だが中身は子どもという異色のDCコミックスのヒーローを実写映画化した『シャザム!』(ワーナー)は、土日2日間で動員11万5000人、動員1億6700万円をあげ4位にランクイン。シャザム役をザッカリー・リーバイ、監督は「アナベル 死霊人形の誕生」のデビッド・F・サンドバーグが務めている。
京都アニメーション制作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の完全新作劇場版『劇場版 響け!ユーフォニアム-誓いのフィナーレ-』(松竹)は5位に初登場。黒沢ともよをはじめとするキャスト陣、監督の石原立也、脚本の花田十輝らTVシリーズを手がけたスタッフ陣が再結集し、吹奏楽に打ち込む高校生の姿を描く。
既存作品では、6位の『映画ドラえもん のび太の月面探査記』(東宝)が、累計で動員414万人、興収47億円を、7位の『翔んで埼玉』(東映)が動員264万人、興収34億円を突破している。