今週の映画動員ランキングは、『映画ドラえもん のび太の月面探査記』(東宝)が、土日2日間で動員52万人、興収6億1200万円をあげ2週連続の首位を獲得した。累計では早くも動員127万人、興収15億円に届く勢いで、4年連続のシリーズ最高記録更新に向け順調な滑り出しとなっている。
2位も土日2日間で動員19万9000人、興収2億7000万円をあげた『翔んで埼玉』(東映)がキープ。前週比こそ若干下回ったものの、先週に引き続きオープニングの週末を上回る勢いの衰えない興行となっており、来る春休み興行に期待がかかる。累計では動員118万人、興収15億円を突破した。
先週3位でスタートを切った『グリーンブック』(ギャガ)は、土日2日間で14万4000人、興収1億9000万円をあげ、その順位を守った。10日の日曜日には、多くの劇場で前週を上回る高稼働となっており、今後も腰の強い興行が見込めそうだ。
4位には、土日2日間で動員11万6000人、興収1億4600万円をあげた『運び屋』(ワーナー)が初登場。巨大麻薬組織から一目置かれる“伝説の運び屋”の正体が実は90才の老人だったという実話を基に、巨匠クリント・イーストウッドが「グラン・トリノ」以来10年ぶりに自身の監督作で主演を務め、ブラッドリー・クーパー、アンディ・ガルシア他豪華キャストで描くサスペンス。イーストウッドの実の娘であるアリソン・イーストウッドが娘役で出演しているのも話題となっている。
本年度アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した話題作『スパイダーマン:スパイダーバース』(ソニー)は、土日2日間で動員9万8000人、興収1億6000万円をあげ5位でスタートを切った。先週3月1日~3日に行われた先行上映を含めた累計では動員15万人、興収2億5000万円を突破している。ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人が監督を務め、時空が歪められ、異なる次元のスパイダーマン達が集まる世界で、スパイダーマンの一人として成長していく少年の姿を描く。
他新作では、2018年7月より放映している特撮TVドラマの劇場版『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』(松竹メディア事業部)が9位で、人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版3部作の第3弾『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』(東宝映像事業部)が10位でスタートしている。