今週の映画動員ランキングは、『マスカレード・ホテル』(東宝)が土日2日間で動員35万1000人、興収4億7800万円をあげ2週連続で首位に立った。先週1月24日には、公開からわずか7日間で累計動員100万人を突破、1月27日までの累計では動員146万人、興収19億円に迫る勢いだ。東宝では、興収50億円も見込めるとしている。
2位につけたのは、土日2日間で動員20万7000人、興収2億6800万円をあげた新作『十二人の死にたい子どもたち』(ワーナー)。公開から3日間の累計では、動員26万人、興収3億4000万円となっており、中高生のグループや大学生、20代のカップルなど若年層を動員し、ヒットスタートを切った。人気作家・冲方丁のミステリー小説を、「人魚の眠る家」の堤幸彦のメガホンで実写映画化。それぞれの理由で安楽死を求めて廃病院に集まった12人の少年少女を、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海ら人気若手実力派たちが演じている。
先週、累計興収100億円突破を達成した『ボヘミアン・ラプソディ』(FOX)は、土日2日間で動員15万9000人、興収2億3600万円をあげ3位にランクイン。累計では、動員756万人、興収104億6000万円を超え、歴代興収ランキングでは29位まで記録を伸ばしている。先日発表された第91回アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞をはじめ5部門にノミネートされており、その結果如何によっては、更なる記録更新となりそうだ。
ほか既存作品では、5位の『シュガー・ラッシュ:オンライン』(ディズニー)が、動員293万人、興収36億円を突破、9位の『ドラゴンボール超 ブロリー』(東映)が、動員296万人、興収38億円を突破している。
新作ではProduction I.Gによる人気テレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版3部作の第1弾「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』(東宝映像事業部)が、7位にランクイン。監督は塩谷直義、声の出演は野島健児、佐倉綾音、弓場沙織ほか。
また、「キセキ あの日のソビト」に続く「GReeeeN」の楽曲の映画化『愛唄 -約束のナクヒト-』(東映)は10位でスタートとなった。