今週の映画動員ランキングは、『ボヘミアン・ラプソディ』(FOX)が土日2日間で動員24万5000人、興収3億5400万円をあげ初登場1位を飾った。初日からの3日間累計では動員33万8000人、興収4億8700万円をあげており、ロングラン大ヒットの記憶も新しい「グレイテスト・ショーマン」(2018年2月16日公開、興収53億円)の興収対比96%という、好調なスタートとなっている。1991年に45歳の若さでこの世を去った世界的人気ロックバンド「クイーン」のリードボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた話題作。「ナイト ミュージアム」シリーズのラミ・マレックがフレディを見事に演じきり、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディらが脇を固める。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガーが務めた。
先週1位でスタートを切った『ヴェノム』(ソニー)は、土日2日間で動員19万6000人、興収2億8900万円をあげ2位にランクイン。累計興収は早くも12億円を突破した。
星森ゆきもの大人気コミックを、King&Princeのエース平野紫耀の主演、「ママレード・ボーイ」の桜井日奈子のヒロインで実写映画化した『ういらぶ。』(アスミック・エース)は、土日2日間で動員14万3000人、興収1億7000万円をあげ3位に初登場。小学生の女の子と母親、祖母など保護者の組み合わせのほか、中学生からOLまで幅広い世代の女性を集客しており、平日レディースデーの高稼働が期待される。
ほか新作では、ゴジラシリーズ初のアニメ3部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』(東宝映像事業部)が6位、西尾維新による青春怪異小説〈物語〉シリーズ・ファイナルシーズンの最終巻をアニメ映画化した『続・終物語』(アニプレックス)が7位、劇場版3部作の第2部『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』(ショウゲート)が9位と、アニメ作品3本がランクイン。
また、「Mr.ビーン」で大ブレイクしたローワン・アトキンソン主演のスパイアクションコメディ「ジョニー・イングリッシュ」の6年ぶりの新作『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』(東宝東和)は10位のスタートとなった。
すでに圏外ではあるが、公開から21週目を迎えた『カメラを止めるな!』(アスミック・エース/ENBUゼミナール)はついに累計興収30億円を突破。未だ200館近くの劇場で上映されており、2018年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど、まだまだ話題がつきないようだ。