今週の映画動員ランキングは、『美女と野獣』(ディズニー)が、土日2日間で動員42万人、興収5億7500万円をあげ、洋画の実写としては2015年4月公開の「シンデレラ」以来2年ぶりの快挙となる、公開初週から4週連続1位を達成した。5月14日までの累計動員は565万人、累計興収は79億3800万円となり、当初の目標といえる100億円超えは、ほぼ間違いなしといえる状況となってきた。
2位は先週と変わらず『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(東宝)がキープ。土日2日間で動員19万人、興収2億4300万円をあげ、累計興収は58億2000万円を突破。シリーズ最高の最終興収63.3億円をあげた「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」まで、あと5億円と迫っている。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(ディズニー)は、土日2日間で動員16万3000人、興収2億4900万をあげ3位に初登場。2014年秋に10億円超えのスマッシュヒットを放った「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のシリーズ第2作で、まずは前作超えが目標となりそうだ。監督・脚本ともに前作同様ジェームズ・ガンが担当、前作からのクリス・プラット、ゾーイ・サルダナに加え、カート・ラッセル、シルヴェスター・スタローン等豪華キャストが盛り上げている。
先週3位の『ワイルド・スピード ICE BREAK』(東宝東和)は、土日2日間で動員15万3000人、興収2億2600万円をあげ4位にランクイン。ほか既存の作品も、『追憶』(東宝)は5位、『帝一の國』(東宝)は6位、『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』(東宝)は7位へとひとつずつ順位を下げた。
新作では、「シックス・センス」「ヴィジット」のM・ナイト・シャマラン監督最新作で、23人もの人格を有する男と、彼に拉致監禁された女子高生3人との攻防を描くサイコスリラー『スプリット』(東宝東和)が、8位に初登場。文芸ドラマ「つぐない」ではゴールデングローブ主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされる一方、「X-MEN」シリーズにも出演するなど幅広い役柄で活躍するジェームズ・マカヴォイが「人格で肉体も変化する」解離性同一性障害の男という難しい役どころに挑戦している。