今週の映画動員ランキングは、『美女と野獣』(ディズニー)が、土日2日間で動員68万3500人、興収11億2200万円をあげ、堂々の2週連続1位を獲得。ゴールデンウィークということもあり、落ちの少ない興行で最終興収100億円超えを目指す。
2位も先週と同じく『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(東宝)がキープ。2年連続でシリーズ歴代興収記録を塗り替えられるのか注目される。
大ヒットアクションシリーズの最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(東宝東和)は、土日2日間で動員42万人、興収6億3400万円をあげ3位にランクイン。これはシリーズ最高の最終興収35.4億円をあげた前作「ワイルド・スピード SKY MISSION」を上回るシリーズ史上最大のオープニング。一足早くスタートした全米では3週連続1位を獲得、全世界でも「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「ジュラシック・ワールド」を上回る史上最高額のオープニング成績でスタートを切り、公開から17日目で全世界興収10億ドルを突破する快進撃を続けている。こちらも前作に続きシリーズ記録を塗り替えることが目標となりそうだ。
昨年から出演作が相次いでいる主演の菅田将暉のほか、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら人気イケメン俳優が勢ぞろいの学園政権闘争コメディ『帝一の國』(東宝)は、土日2日間で動員16万6000人、興収2億1400万円をあげ4位のスタート。配給元の東宝によると観客の約9割が女性、なかでも20代以下の女性が8割近くを占めているということで、今後客層をどう広げていけるかがポイントになりそうだ。
木村拓哉主演、三池崇史監督で人気コミックを実写映画化した『無限の住人』(ワーナー)は、土日2日間で動員14万5000人、興収1億8900万円をあげ、6位に初登場。5月17日から開催されるカンヌ映画祭に特別招待作品として公式上映されることが決まっており、現地ではすでに配給が決定しているアメリカ、オーストラリア、ドイツの3カ国以外への本格的な海外セールスがスタートする予定だ。
7位の『SING/シング』(東宝東和)は、ゴールデンウィークに入っても7週連続のランクイン。累計興収は47億円を突破。イルミネーションスタジオ作品記録を持つ「ミニオンズ」の52億円まであと5億円と迫っている。
ほか新作では、10位に『映画 かみさまみならい ヒミツのここたま -奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界-』(東宝映像事業部)がランクインしている。