『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(ワーナー)が、先週末からの落ちも少なく土日2日間で動員44万5000人、興収6億7700万円をあげ、2位と大差をつけての2週連続1位を獲得。
2位は土日2日間で動員18万3600人、興収2億4600万円をあげた「君の名は。」(東宝)。12月4日までの累計興収は199億6000万円となり、現在『ハウルの動く城』の興収196億円を超え歴代5位。今日明日にも200億円突破となりそうだ。ここにきて中国での大ヒットや、「ロサンゼルス映画批評家協会賞」アニメ映画賞獲得等追い風も吹き、今後、正月を越えての興行がどこまで記録を伸ばして行くのか目が離せない状況だ。
4位には先々週10位、先週6位と、週を追うごとにじわじわと順位を上げてきている『この世界の片隅に』(東京テアトル)がランクイン。こちらも今後の興行に注目したい。
7位から9位には新作3本が初登場。7位はメリル・ストリープが実在した伝説的音痴のソプラノ歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンスに扮した『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(ギャガ)。夫役をヒュー・グラントが演じ、監督はスティーヴン・フリアーズ。
堤幸彦監督が長年あたためてきた温泉ギャグミステリーで、向井理が〝絶対舌感〟を持つ朝永蘭丸を演じる映画版『RANMARU 神の舌を持つ男』(松竹)が8位にランクイン。木村文乃、佐藤二朗が連続ドラマに引き続き出演し、マドンナ役の木村多江に加え、市原隼人、財前直見、黒谷友香ら豪華ゲスト陣も出演。
9位には藤巻忠俊原作のアニメ「黒子のバスケ」のテレビシリーズを再編集した劇場版の第3部『黒子のバスケ ウインターカップ総集編 -扉の向こう-』(松竹)がランクイン。ウインターカップ(全国高校バスケ選抜優勝大会)の激闘を描く。