高野苺の人気コミックの実写化『orange -オレンジ-』(東宝)が、303スクリーンで公開され、土日2日間で動員26万1779人、興収3億1177万8900円をあげ、初登場1位を獲得。未来の自分から届いた手紙をもとに、未来を変えようとする主人公を中心に描いた青春群像劇。NHK朝の連続テレビ小説「まれ」で夫婦役を演じた土屋太鳳と山﨑賢人が主演し、竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみが共演。監督は長編映画初となる橋本光二郎。映画の舞台となった松本の劇場「松本シネマライツ」は、全国で2番目の興収を記録した。
2位の『007 スペクター』(ソニー)は、累計興収15億円を突破。
3位には、山田洋次監督、吉永小百合主演の『母と暮せば』(松竹)が初登場。336スクリーンで公開され、土日2日間で動員19万7460人、興収2億4442万1500円をあげた。長崎で暮らす助産婦の前に、原爆で亡くなった息子が現われるというファンタジー。広島を舞台にした井上ひさしの戯曲「父と暮せば」と対になる作品として、山田監督が井上の遺志を継ぎ映画化した。二宮和也、黒木華、浅野忠信が共演。
「仮面ライダー×仮面ライダー MOVIE大戦」シリーズ7作目となる『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』(東映)が292スクリーンで公開され、土日2日間で動員18万1551人、興収2億2280万2100円をあげ、4位にランクイン。これまでの3部構成から、映画全体がひとつの物語となり、「ゴースト」&「ドライブ」のキャラクターたちが共演を果たしている。