「おおかみこどもの雨と雪」の細田守監督作『バケモノの子』(東宝)が457スクリーンで公開され、土日2日間で動員49万4170人、興収6億6703万5100円をあげ、初登場1位となった。渋谷の街とバケモノたちが住む渋天街という2つの世界を交差させながら、バケモノと少年の師弟関係や親子の絆を描く。声優には役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すずと豪華キャストが名を連ねる。
2位には人気SFアクション「ターミネーター」シリーズの最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(パラマウント)が737スクリーンで公開され、土日2日間で動員35万2748人、興収5億1572万300円をあげ、ヒットスタート。アーノルド・シュワルツェネッガーが12年ぶりにシリーズに復帰し、T-800型ターミネーターを演じた。共演はエミリア・クラーク、ジェイ・コートニー、ジェイソン・クラーク。監督はアラン・テイラー。
先週トップの『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は3位に後退したが、土日2日間で動員23万4553人、興収3億6889万3200円をあげ引き続き好調。累計興収は16億円を突破した。
人気アイドルグループ「乃木坂46」初のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』(宝映像事業部)が9位にランクイン。46スクリーンでの公開ながら、土日2日間で動員2万9551人、興収4560万2400円をあげた。監督は「乃木坂46」のミュージックビデオなどを手掛けてきた丸山健志。ナレーションを西田尚美が担当している。
10位には昆虫たちの生態を3Dで映像化したドキュメンタリー『アリのままでいたい』(東映)がランクイン。402スクリーンで公開され、土日2日間で動員2万8104人、興収3711万5200円をあげた。昆虫写真家の栗林慧が撮影、監督は鴨下潔。ナレーションをDAIGOが担当し、ボイスキャストには吉田羊、杉咲花が参加。主題歌は福山雅治の「蜜柑色の夏休み2015」。
惜しくもトップテン入りを逃したが、園子温監督が山田悠介原作のベストセラーをトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜をヒロインに迎え、新解釈で映画化した『リアル鬼ごっこ』(松竹/アスミック・エース)が11位となった。