宮部みゆきのベストセラー小説を、「八日目の蝉」の成島出監督が映画化した2部作の後篇『ソロモンの偽証 後篇・裁判』(松竹)が初登場1位を獲得。全国313スクリーンで公開され、土日2日間で動員12万4275人、興収1億6228万4900円をあげた。前作『ソロモンの偽証 前篇・事件』の公開2日間の成績と比較すると、動員比135.3%の高稼働で好調なスタートを切った。1人の男子生徒の転落死から始まった一連の事件の真相を暴くため、ついに中学生だけによる学校内裁判が開かれる。
第87回アカデミー賞作品賞をはじめ4部門を獲得した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(FOX)は6位に初登場。全国166スクリーンで公開され、土日2日間で動員5万9785人、興収8100万9940円をあげた。かつてスーパーヒーロー“バードマン”役で一世を風靡するも、現在は公私共にどん底の中年俳優リーガン・トムソン。再起を賭けブロードウェイの舞台に挑む男の葛藤と行く末を、全編ワンカットと見紛う撮影スタイルで描くシニカル・コメディ。主人公リーガンを、自身もかつて“バットマン”役で一世を風靡したマイケル・キートンが演じる他、ザック・ガリフィナーキス、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツが共演する。監督は「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。