「映画ドラえもん」シリーズ35周年記念作品となる『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記〈スペースヒーローズ〉』(東宝)が初登場1位を獲得。全国365スクリーンで公開され、土日2日間で動員55万7310人、興収6億4473万5500円をあげた。前作「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 -ペコと5人の探検隊-」(35.8億円)と比較すると、興週比107.4%の高稼働で好調なスタートを切った。本作では宇宙を舞台に、ドラえもんのひみつ道具“バーガー監督”を使ってヒーロー映画を作っていたのび太たちが、ひょんなことからポックル星を守るために本物のヒーローとなって戦う大冒険が描かれる。ゲスト声優で爆笑問題の田中裕二、観月ありさ、市村正親が参加している。
3位には、宮部みゆきのベストセラー小説を、「八日目の蝉」「ふしぎな岬の物語」の成島出監督が映画化した2部作の前篇『ソロモンの偽証 前篇・事件』(松竹)が初登場。全国311スクリーンで公開され、土日2日間で動員9万1850人、興収1億2012万8100円をあげた。男子中学生の転落死をきっかけに、校内にうごめく問題と事件の真相を暴こうする女子生徒が学校内裁判を開廷する。主演を1万人のオーディションから選ばれ、本作の役名でデビューする新人・藤野涼子が務め、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華といった実力派が脇を固める。
全国40スクリーンで公開された『劇場版プリパラ みーんなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』(エイベックス・ピクチャーズ)は10位にランクイン。女の子の間で人気を博すゲーム&アニメ「プリティーリズム」の後継シリーズとして開発された「プリパラ」初の劇場版アニメ。