4週目の『るろうに剣心 伝説の最期編』(ワーナー)が1位をキープ。土日2日間の成績は動員13万1747人、興収1億7743万5300円をあげ、累計動員272万人、累計興収34億円を突破した。
第146回直木賞を受賞した作家・葉室麟の同名時代小説を映画化した『蜩ノ記』(東宝)は2位に初登場。全国330スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員12万8647人、興収1億5362万4900円をあげた。客層は年齢別で50代が最も高く、年配の夫婦が一緒に来場するケースが見受けられ、平日の稼働も大きく期待できる。監督・脚本を務めるのは、巨匠・黒澤明監督の愛弟子であり、「博士の愛した数式」、「明日への遺言」などを手掛けた小泉堯史。ある罪で10年後の切腹を命じられ、家族と共に幽閉中の元郡奉行の戸田秋谷(役所広司)。その監視役として派遣された若侍・檀野庄三郎(岡田准一)は、切腹に追い込まれた事件の真相を知り、彼の人としての気高い生き方に触れ成長していく。秋谷とその妻・織江(原田美枝子)との温かな夫婦愛や、庄三郎と秋谷の娘・薫(堀北真希)との初々しい恋、そして人間同士の崇高な絆が、四季折々の美しい風景の中で描かれる。
4位の『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(FOX)は3週目に入り、累計動員79万人、累計興収10億円を突破した。
また、TOP10入りを逃したもの全国52スクリーンで公開された『ミリオンダラー・アーム』(ディズニー)が16位に。大々的なオーディション番組によりインド初のメジャーリーガーを発掘したスポーツ・エージェントの実話を映画化。主演を海外ドラマ「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハムが務める。