映画初主演・尾上松也、共演者からの感謝に感動!「ひとつになれるメンバーが揃ったのは奇跡的」映画初ヒロイン・百田夏菜子、監督の感謝の言葉に「初めて褒められた」と感激!『すくってごらん』公開記念舞台挨拶

映画初主演・尾上松也、共演者からの感謝に感動!「ひとつになれるメンバーが揃ったのは奇跡的」映画初ヒロイン・百田夏菜子、監督の感謝の言葉に「初めて褒められた」と感激!『すくってごらん』公開記念舞台挨拶
提供:シネマクエスト

日時: 3月13日(土)
場所: TOHOシネマズ 日本橋
登壇者:尾上松也、百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、柿澤勇人、石田ニコル、真壁幸紀監督

尾上松也が初主演し、ももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子が初のヒロイン役を務める世界初⁉”金魚すくい映画”『すくってごらん』(3月12日(金)公開)。公開を記念し、尾上松也、百田夏菜子、柿澤勇人、石田ニコル、真壁幸紀監督が揃い、舞台挨拶を行った。

映画『すくってごらん』公開記念舞台挨拶が3月13日(土)に東京・日本橋のTOHOシネマズ日本橋にて開催され、本作で映画初主演を果たした尾上松也、初めてヒロインを務めた百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、共演の柿澤勇人、石田ニコル、真壁幸紀監督がそろって登壇した。

真壁監督は、この日、登壇した4人のキャスティングについて言及。主演に関して「大前提として歌が歌える人で、エリート銀行員を演じられる年齢の人、主演として華があって、コメディができ、情けなくも見える男――この要素を兼ね備えているのは、日本で尾上松也さんしかいなかった」と断言。これに松也は「脚本を読ませていただいて、本当にチャレンジングな構成で、歌もあって『これはどうなるんだろう?』と一抹の不安もよぎるようなぶっ飛んだ本だったけど、そのチャレンジングな精神に共鳴しました。これを形にしようという監督、スタッフの心意気に惚れました」と出演を即決したと明かす。

またミステリアスなヒロイン・吉乃を演じた百田について、真壁監督は「劇中でピアノを弾くシーンがあり、事前に百田さんは弾けないと聞いてたんですが、百田さんのお芝居と声を優先しました。主演が松也さんで、強い方が来ないと霞んじゃうので、強い百田夏菜子さんをキャスティングしました」と説明。

百田は「ミステリアスな女性ということで『私でいいのかな?』と不安もあったけど、脚本を読んで想像しきれない部分が多くてワクワクして、そこに私も携わりたいと思いました」と松也さんと同じく、作品に強く共鳴し出演を決めたと語る。

柿澤が演じた王寺昇は、松也演じる香芝の“ライバル”と言える役柄で、真壁監督は「松也さんと百田さんが強すぎて空中分解しかねないので、その中でも個性を出せて、松也さんと百田さんの芝居を引き出せる俳優さんが必要でした。歌もピアノもダンスもあり、これも柿澤さんしかいなかった。2人の芝居を引き出しつつ、自分の芝居も出すという難しい要求をしたんですが、全て完璧にやってもらいました」と柿澤を絶賛! 柿澤は「原作を読むと、ミステリアスで中性的でチャーミングで、何よりキラキラした役でした。僕も10年前くらいまではキラキラしてたつもりでしたが、最近はキラキラ要素がなくなってきて(苦笑)、僕で務まるのかな…? という思いもあったんですが、監督とも松也とも相談させてもらって、ナチュラルに楽しく芝居させてもらいました」と充実した表情を見せた。

そして、石田が演じた明日香については真壁監督は「百田さんと対照的な人で、でも負けないくらい強い人を考えていて、石田さんのボーカルの声をいただいたらそれが素晴らしくて、歌手の声ってより、役者さんが素直に歌っているのが素敵でした」と“声”がキャスティングの決め手になったと明かした。

石田は「そう言っていただけて嬉しいです。声でこういう映像の仕事をいただくのは初めてで、私にとっても新しい挑戦でしたが、この映画の世界観に入ってみたいという思いがありました」と笑顔を見せた。

百田が吉乃として歌う主題歌「赤い幻夜」が3月19日(金)より配信リリースされることも発表されたが、百田は、かなり長時間に及んだという同楽曲のレコーディングを振り返り、「吉乃として歌うので、監督から『百田夏菜子の要素を一文字も出すな』とオーダーがあり、でも私が歌うのでどうしたらいいんだろう? と自分でもわからず…。いかに自分をそぎ落として歌うか? 初めての経験でした」と語り、“大人の声”を出すべく自分なりに研究を重ねたことも明かした。

松也は百田の歌声に「感動した!」と絶賛。歌に加えて、百田が練習を重ねて撮影に臨んだピアノの演奏についても「その(撮影の)日、僕は撮影がなかったんですが、どうしても見たくて行ってみたんです。ミスしたりするのかな? とか思っていたら、完璧で感動しました。これで一気にみんなの気持ちがひとつになりました」と称賛を送った。

トークでは、それぞれがこの映画を通じて「救われた」エピソードを発表したが、真壁監督は松也も褒め称えた百田のピアノ演奏により「救われた」と告白。百田は年末のももいろ歌合戦でも、松也と共演し生演奏を披露したが「百田さんのピアノの先生が、(百田が)弾き終わった瞬間に泣き崩れて僕に握手を求めてきたんです。そこで、初めて百田さんの苦しみが見えて胸が苦しくなりました。百田さんには厳しく接してきたけど、感謝の気持ちを言いたい」と語り、これには百田も感激の面持ち。「撮影中、褒めていただくことが一度もなかったので嬉しいしビックリしています。高いレベルを求めてくださるので、必死で応えたいという思いでいっぱいでしたし、信じていただけていることがとても心強かったです」と笑顔で語った。

最終更新日
2021-03-15 11:00:50
提供
シネマクエスト(引用元

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