日時:10月26日(月)
場所:秋葉原UDXシアター
登壇者:窪田正孝、芦田愛菜、西野亮廣
お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が監督を務め、2016年の発売以降、ロングラン大ヒットを記録し、累計発行部数50万部(10/20現在)という驚異的な数字を叩き出した話題の絵本「えんとつ町のプペル」。その絵本を原作とした、アニメーション映画『映画 えんとつ町のプペル』が、12月25日(金)に公開!(配給:東宝=吉本興業)本作は、いつも厚い煙に覆われ、空を見あげることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、星を信じる少年ルビッチと、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペルが「星を見つける旅」へと出る、もう一歩踏み出したいすべての人に贈る、感動の冒険物語。幅広い世代に愛され、今なお世界を魅了し続け絵本では描かれなかった、えんとつ町の“本当の物語” を描き出す。アニメーション制作は圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つSTUDIO4℃。設定開発にとことんこだわり、町の創設からエネルギー構造までを再構築し、ファンタジックな町並みと魅力的なキャラクターを立体的に映像化。オープニング主題歌は、本作のために新たにアレンジを加え、新たに生まれ変わったHYDEの「HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-」。そしてエンディング主題歌のロザリーナの「えんとつ町のプペル」がハロウィンの奇跡を盛り上げる。本作の“願い”に賛同したスタッフ、キャスト、アーティストが集結し誕生した、大人も泣ける、この冬一番の感動物語が誕生した!
この度、『映画 えんとつ町のプペル』のハロウィンスペシャルイベントにゴミから生まれたゴミ人間・プペルの声を演じた窪田正孝、星を信じる少年・ルビッチの声を演じた芦田愛菜、そして本作の原作者にして製作総指揮を務め、脚本も手掛けた西野亮廣が登壇!
ハロウィンスペシャルイベントにちなんでMCの青木源太アナウンサーがプペル風のマントを羽織って登場。窪田はプペル、芦田はルビッチとそれぞれが演じたキャラクターをイメージした、まさにハロウィンスペシャルイベントに相応しい衣装で登場しイベントはスタートした。
絵本業界では5,000部でヒットと言われる中で、本作は累計発行部数が50万部を超える大ヒットを記録しているが、元々は映画化を見越して絵本が作られたという。それについて西野は「映画の脚本が先にあって、全7章。これを全部描いてしまうと、とても届けられないし、誰も知らない作品を観に映画館に足を運ぶというのも考えられないと思って、全7章の内から途中を抜いてスピンオフとして出したのが絵本のえんとつ町のプペルです。映画では、ようやくなぜこんな町ができたのかとか、全貌がようやく明らかになる。映画の脚本があって、最初にスピンオフを出して、そしてまた戻ってきたっていうのが経緯です」と自身の狙いと計画を説明。
そんな狙いがあり、大ヒットを記録した絵本の映画化。今回、プペルとルビッチというメインキャラクターの声優に決まった時の印象を窪田は「絵本を読ませていただきまして、すごく自然に話が入ってきて、心が洗われた気がしました。忘れかけていたもの、みんなに共通する夢だったり、なりたい自分とかを絵本を読んで再確認させられて、すごく勇気をもらえたんですよね」と本作の声優に決まった時の印象をコメント。そして、芦田は「お話しをいただいてから、絵本を読ませていただきました。すごく可愛い絵や、ストーリーも素敵だなと思ったので、そんな作品に参加できて、そしてルビッチの声をやらせていただけるなんて、すごく嬉しいなと思いました」とコメント。そして、窪田と芦田を起用した理由を西野は「ルビッチとプペルっぽい人の声が合うとか、そういうことではなくて、根っからそういう感じの人がいいなっていう、その本人のキャラクターと乖離がない人っていうのがありました」と窪田と芦田を声優に起用した理由をコメント。
そして、本作で描かれるのは “夢を信じぬく大切さ”を感じさせてくれるプペルとルビッチの冒険。夢を信じる大切さについて窪田は「その人がやりたいと思うのなら、ずっとやるべきだと思います」とルビッチが星を信じ続けるように、信じて継続することの大切さを語ると、芦田は「出来ないと決めつけないこと。何か大きな夢だから自分にはちょっと似合わないなとか思ってしまうんじゃなくて、ちょっとでも近づけるようなこと、自分にできる範囲の事ってなんだろうって考えて、頑張ってみる事が大きな夢を信じることに繋がったりするのかなと思いました」と自身の考えを語った。
最後に芦田は「皆で協力して困難を乗り越えていくシーンがあるんですけど、そのシーンを見ていて私は友達や仲間がいることの素敵さっていうものをすごく感じました。一人ではできないことも同じ思いを持つみんなでなら乗り越えていける、協力し合う大切さを皆さんにも感じていただけたら嬉しいなと思います」、窪田は「すごく心が洗われるピュアな関係性がとても眩しくて、コロナで今年は特にネガティブな感情があると思いますけど、この映画を観るとすごく気持ちが救われると思うんですよね。本当にそういうパワーがこの映画に宿っているので、僕は大人の方にこそ観て欲しいなと思います」と力強いメッセージを送りました。そして、西野は「2020年は世界中が夢とか希望みたいなものがなくなってしまって、それらが必要だったっていうことはみんなわかったと思う。何か希望みたいなものがあれば、少々の貧乏だって、少々の辛い思いだって乗り切れるんだけど、そういうものが一切なくなってしまうと、人の精神は不安定になる。夢とか希望みたいなものが僕たちにとって必要なものであるっていう事は証明されて、このえんとつ町のプペルっていうのはそういうものを見せれるないようになっているので、ルビッチとプペルの挑戦を見たら『ちょっと僕たち、私たちもちょっとやっちゃおうかな』って思える作品になっております」と本作に込めた想いを語りイベントは終了した。