鬼才俳優・佐藤二朗が原作・脚本・監督を手掛け、自らも出演した、映画「はるヲうるひと」。本作は、佐藤二朗が主宰する演劇ユニット【ちからわざ】で2009年に初演、2014年に再演され演劇界からも絶賛された舞台を映画化した作品。主演に山田孝之、共演には仲里依紗、坂井真紀ら豪華キャスト陣が集結し映画化を望んでいた佐藤二朗が約5年を掛けて完成させた本作は、本年度第35回ワルシャワ映画祭の1-2コンペティション部門(長編監督2作目までの部門)に正式出品作品として上映され、現地でも大きな反響を呼びました。佐藤二朗監督曰く≪架空の島の売春宿で、生きる手触りが掴めず、死んだ様に生きる男女が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いのおはなし。≫という本作。その言葉通り、そしてその言葉以上に、佐藤二朗監督の“想い”の元、集結した、山田孝之/仲里依紗/坂井真紀等の魅惑の実力派キャスト陣が本作に込めたメッセージ=言霊は、間違いなく、観る者の“度肝”を抜き、 “心に刺さりまくり”そして、生きる全ての人達に“生きるためのエネルギーを漲らせる”作品になる筈。≪人はなぜ笑うのか?≫というキーワード/問いの投げかけと共に…。
原作・脚本・監督さらには自ら出演も果たした佐藤二朗が、その動向から絶えず目が離せない日本映画界のキーパーソン達=山田孝之/仲里依紗/坂井真紀 等ツワモノにしてキレモノ俳優陣と、“映画への愛、そして狂気的献身”によって生み出した≪心に刺さりまくる事件的凄作≫にして≪映画を超えた魂の記録≫=『はるヲうるひと』。本編への期待否が応にも“昂る”≪キービジュアル&特報映像≫が遂に完成!公開日も5月15日に決定した!
【STORY】
その島は、至るところに「置屋」が点在する。本土からは日に二度連絡船が出ており、客の往来の足となっている。住民たちはこの閉塞された島で一生を過ごす。女は客から「外」の話を聞いて思いをはせる。男は、女たちのそんな「夢」を一笑に附して留まらせる。ある置屋にその「三兄妹」はいた。長男の哲雄は店を仕切り、その凶暴凶悪な性格で恐れられている。次男の得太は哲雄にこびへつらい、子分のようにしたがっている。長女のいぶきは、長年の持病を患い床に伏しいてる。ここで働く4人の個性的な遊女たちは、哲雄に支配され、得太をバカにして、いぶきに嫉妬していた。女を売る家で唯一女を売らず、それどころか優遇された箱入り娘。しかも、いぶきはだれよりも美しかった。その美しいいぶきを幼少から見守り寄り添う得太であった…
映画「はるヲうるひと」特報
https://youtu.be/VcTON2MbYGY