間宮祥太朗、観客の泣ける率91%に感動!「泣くほど感情が昂ぶったという方がいるのは嬉しい」思い出のシーンを振り返りながら、キャスト陣和気あいあいトーク。『殺さない彼と死なない彼女』 初日舞台挨拶

間宮祥太朗、観客の泣ける率91%に感動!「泣くほど感情が昂ぶったという方がいるのは嬉しい」思い出のシーンを振り返りながら、キャスト陣和気あいあいトーク。『殺さない彼と死なない彼女』 初日舞台挨拶
提供:シネマクエスト

日時:11月15日(金)
場所:新宿バルト9
登壇者:間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、小林啓一監督

「何度読んでも泣いてしまう」「心が洗われる」「明日も頑張って生きようと思える」 ――Twitterに投稿した四コマ漫画が多くの読者の胸を打ち、熱狂的な支持を集める漫画家・世紀末の処女作にして代表作「殺さない彼と死なない彼女」(KADOKAWA刊)が実写映画化、11月15日(金)全国公開となった(配給:KADOKAWA/ポニーキャニオン)。W主演の間宮祥太朗&桜井日奈子が演じるのは、「殺す」が口癖でスマホ依存症の無気力少年・小坂れいと「死にたい」が口癖の心優しきネガティブ少女・鹿野なな。さらに、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、金子大地、中尾暢樹ら2019年最注目の瑞々しい魅力溢れる若手俳優たちの豪華競演が実現。彼らが織りなす不器用で純粋な少年少女たちを巡る三つの物語は、やがて思いがけない結末へ——。すべての孤独をあたたかく癒す、予測不能の感動作が誕生した。本作は、11月15日(金)、初日を迎え、舞台挨拶が行われた。

初日舞台挨拶で、上映後に、間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、小林啓一監督が登壇。主人公・小坂れい役の間宮が松葉づえ姿で登場し会場を驚かせた。「足を折ってしまいまして。見苦しいかたちで登壇してしまいすみません。でも全然大丈夫なのでいったん忘れていただき、今日は映画の話をしましょう」と客席に語りかけた。他のキャストが“無事”初日を迎えられたことを喜びながら、“無事”と言いながらチラッと間宮を見ていじったり、小林啓一監督も「スタッフ、キャスト共に骨を折って作った作品なので…」と加わって笑いに変える場面も。

続いて、本作が試写会のアンケートで本作が“ナミダ率(泣いた率)91%”と高い数字となっていることについて感想を尋ねると、間宮は「91%は凄い。泣くほど感情が昂ったというのは嬉しい」と喜びつつ「泣いていない人も自信を持ってください」と笑わせた。感動を呼ぶ理由については「原作そのものが持つ力。それを映画脚本に仕上げた監督の力。それに画も綺麗。ファーストカットを観たときに、いい映画を観るんだという予感がありました。照明部がなく、自然光にこだわった撮影の綺麗さも後押ししています」と分析。鹿野なな役の桜井は「間宮さんの言う通りで、自然光を使っているので光加減が日常と似ている。なので作品の世界観に入りやすい」と画の美しさを絶賛していた。

次に客席とのQ&Aに移り、「自分の演じた役以外で共感したキャラクターは?」という質問に、八千代役のゆうたろうは「八千代は落ち着いた役だけど、自分はかまってちゃんの部分があるので、きゃぴ子に似ている。闇を抱いている部分もいいなと共感しました。個人的に似ていると思う」と意外な類似点を告白。そんなゆうたろうのことを「じゃあ、きゃぴ男だね!」と命名した地味子役の恒松は「私は地味子!性格が地味だから…」と自己分析していた。一方、きゃぴ子役の堀田は「きゃぴ子は性格的にプラスに思えないキャラだと思ったけれど、ぶりっこして女の子ぶるのは一つの努力だと解釈しました」と演じる上での心境を振り返った。

また、劇中で赤いリボンをつけられるシーンのある間宮は、小林監督から「間宮君はキティちゃん似ている。まつ毛も⻑いし」といじられると「あれ?実写版キティちゃん?サンリオを背負って立ちますか!?」とノリノリ。さらに撫子役の箭内から「確かにリボンのシーンで似ていると思った!私もキティが大好きで」と言われると、間宮は、撫子が映画の中で八千代に日課のように告白することにかけて、「あれ?もしかして告白してる?そのために今日は赤い衣装で来ました」と笑わせた。

思い出のシーンがどこかとの質問には、桜井は「花火のシーンが好き。とっておいた花火が湿気ていて火がつかず、でも小坂が『来年やろうぜ』と言って自然に手を繋いでくれるところがキュンとなる」とシミジミ回想。すると間宮は「僕としては『とっておき』というセリフはWミーニングで、『特別な』と『とっておいた』という理解でやっていたけれど、それをインタビュー取材で桜井さんに言ったらメチャクチャ驚いていた」と暴露。粋な仕掛けに気が付かなかった桜井は「演じている最中はWミーニングだとは思わず…。そういう点も含めて、脚本が秀逸です」と照れていた。

撮影中のハプニングについての質問では、間宮が「イカ焼きがポロッととれるシーンはハプニングです。でもそれを活かしながら芝居を続けていたら採用された」と裏話を紹介。桜井は「真夜中のショッピングモールでの撮影で。イカの匂いがすごかったので、本番一発OKで嬉しかった」と肩をすぼめていた。

最後に主演の桜井は「この映画を多くの方に届けたいと思っております。たくさんの方の協力を得てこの日を迎えられたので、この作品がたくさんの方に愛されることを祈っています」と期待。間宮は「二人とは人間関係の中で最小の数ですが、自分と対相手“しか”いないという、でも、“しか”ではないと伝えている映画です。SNSなどで不特定多数の人に向けた何かを考えがちな世の中ですが、実際に誰か一人でも特別な時間を一緒に過ごす存在がいれば、自分一人だけでは肯定できない部分も、認めてくれる。そんな人間関係の映画だと思っています。みなさんにとってこの作品が大事な映画になってくれたらそれがすべてです。そして、それを共有したいなと思い浮かぶ誰かがみなさんの中にいたら本当に嬉しく思います」と広く届くことを願っていた。

最終更新日
2019-11-18 12:00:27
提供
シネマクエスト(引用元

広告を非表示にするには