直木賞作家、角田光代のみずみずしくも濃密な片思い小説を“正解のない恋の形”を模索し続けてきた恋愛映画の旗手、今泉力哉監督が主演に岸井ゆきのを迎え、共演に成田凌、深川麻衣、若葉竜也、江口のりこなど、多彩な俳優陣が名を連ねて映画化した『愛がなんだ』を 4/19(金)よりテアトル新宿ほかにて全国公開!この度、本予告映像と本ビジュアル、主題歌が解禁となった。
主人公・28 歳の OL テルコ(岸井)は友人の結婚パーティで偶然出会ったマモル(成田)に一目惚れ。想いは募り、仕事を失いかけても自分の時間のすべてをマモルに捧げ、ようやくデートをする関係にまでこぎつけた。一緒に歯を磨いたり、髪を洗いっこしたり。。夢にまでみた幸せな時間。でも 2 人の時間を重ねるほど突きつけられる現実は「マモルにとって、テルコは恋人ではなく、ただ都合のいい女でしかない」ということ。そのことをわかっているテルコは今の関係を保ち、嫌われないことに必死で、自分からは一切連絡をしないし、決して「好き」とは伝えない。親友・葉子(深川)に冷たい目でみられても、マモルがいてくれるならテルコはこの上なく幸せだと思っている。そして、そんな葉子も実は、自分にとって都合の良い相手・葉子のことが大好きなナカハラ(若葉)に、マモルと同じような態度を取っているのだ。そんなある日、マモルの態度が急に冷たくなり、連絡が突然途絶えてしまう。3ヶ月が経ったころ、マモルから急に電話がかかってきて、会いにいくと、彼の隣には年上の女性、すみれ(江口)がいた。
「好きになるようなとこなんて無いはずなのにね」「なんだと、こら」じゃれるようなテルコとマモルの掛け合いがより一層、行き場のない“片想い”の切なさを感じさせる映像となっている。本ビジュアルは「全部が好き。でもなんでだろう、私は彼の恋人じゃない」と新たなキャッチコピーが添えられ、よりテルコのマモルへの想いが募ったものへと刷新。主題歌は京都を拠点に活動する 4 ピースバンド「Homecomings」による“Cakes”。アコースティックなメロディに載せた優しい歌声が、あまりにもリアルでヒリヒリして、恥ずかしくて、でもどうしようもなく好き・・交錯するたくさんの片思いを包み込む。
「Homecomings」 よりコメント
こんな風にまどろっこしくて愛おしくて、なんだかかっこ悪いけど人ごとじゃないような恋を二時間ちょっとの映画の中に収められるのは今泉監督だけなんじゃないかな、と思いました。私の歌でも僕の歌でもないし、君の歌でもないけれど、マモちゃんにとってもテルコにとっても、ナカハラくんにも葉子にも、それがまるで自分のことのように思える歌にしたかったのです。
「Homecomings」プロフィール
2018 年には、京都アニメーション制作の映画「リズと青い鳥」主題歌を手がけ、NHK E テレ「シャキーン!」に楽曲書き下ろし、京都新聞イメージキャラクターに就任、京都 α ステーションにてレギュラー番組「MOONRISE KINGDOM」(毎週水曜 23:00~)がスタートするなど多方面から注目を集める中、10 月に待望の 3rd フルアルバム『WHALE LIVING』をリリース http://homecomings.jp
「愛がなんだ」予告編
https://youtu.be/oXc_JlCqQE4