クリント・イーストウッド最新作『運び屋』(原題:THE MULE/全米公開昨年12月14日)が、ついに全米興収1億ドル突破の大ヒットとなり、イーストウッド監督史上では6本目の快挙を達成した。これまで1億ドルを超えた監督作品は、トム・ハンクスを迎え多くの命を救った英雄から一転、容疑者とされた航空機機長を描いた『ハドソン川の奇跡』、全世界で社会現象化する大ヒットを記録したブラッドリー・クーパー主演作『アメリカン・スナイパー』、退役軍人とアジア系移民一家との交流を描いた『グラン・トリノ』、そして、アカデミー賞®に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』と『許されざる者』の5作品だ。この大ヒットを記念し、新たな傑作誕生を告げる新予告映像と場面写真が解禁となった。
『グラン・トリノ』以来の主演・監督を兼ねるイーストウッドが前代未聞の実話を基に演じるのは、一度に13億円相当のドラッグを運んだこともある伝説の運び屋アール・ストーン。その素顔は、家庭より仕事を優先し家族に愛想を尽かされ、事業にも失敗し、自宅を差し押さえられてしまった孤独な90歳の老人だ。初解禁された場面写真は、眉間にしわを寄せて何かを見つめるアールの姿をとらえている。
同時解禁となった映像は、新たな傑作『運び屋』のエッセンスを凝縮した特別版だ。「家族は宝だ。だが俺が身勝手すぎた」と独白するアールは、「車の運転さえすれば金になる」仕事を引き受けることになる。だが、その仕事は巨大麻薬組織の運び屋だった。麻薬取締局捜査官たちが「信じられない距離を走っている」と驚愕する伝説の運び屋を、イーストウッドが俳優としての集大成となる演技で体現する。
気ままな安全運転で大量のドラッグを運び警察を翻弄、巨大麻薬組織からも一目置かれた史上最高齢の運び屋アールに、遂に警察の捜査の手が迫る。 「これで最後だ」というアールの意味ありげな言葉の先に、どんな結末が待ち受けているのか。果たして男は逃げ切れるのか―!?
イーストウッドが演じるアールを追い詰める麻薬取締局の捜査官には、『アメリカン・スナイパー』でアカデミー賞®主演男優賞ノミネート、初監督作『アリー/ スター誕生』が本年度ゴールデン・グローブ賞主要5部門に選出されたことで話題のブラッドリー・クーパー。さらに、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィーストといったアカデミー賞®の常連俳優が脇を固め、実娘であるアリソン・イーストウッドが主人公の娘を演じ、新進のタイッサ・ファーミガら、豪華キャストが顔を揃える。全米で1億ドルを超える大ヒットを記録し、日本公開の期待も高まるクリント・イーストウッドのサスペンスの傑作『運び屋』は、3月8日(金)より全国ロードショーとなる。
映画『運び屋』特別映像30秒【HD】2019年3月8日(金)公開
https://www.youtube.com/watch?v=D-kVsOFCy08