はじめての長編『父、帰る』(03)でヴェネツィア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞し、センセーショナルなデビューを果たしたアンドレイ・ズビャギンツェフ。以降作品を発表するごとに世界の注目を浴び、第70回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、そして本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネート、最有力!と目されるズビャギンツェフ最高傑作との呼び声も高い最新作『ラブレス』が 4 月 7 日(土)より新宿バルト9ほか全国公開となる。
失踪した「愛せない息子」―。その行方を追う身勝手な両親が見つけるのは、本当の愛か、空虚な幸せか。このたび日本版予告編がついに解禁となった。
離婚が決まったボリスとジェーニャの夫婦のもとから息子が消えた―。自分が幸せになることばかりを考え言い争い、罵り合っていた二人は次第に事の深刻性に気付き、市民ボランティアの助けを借り捜索を始める。現代ロシアの富裕層が過ごす都心部の日常生活、静かで美しい荒涼とした冬の季節が切り取られ、禍々しさが付きまとうピアノの旋律に終始緊張感が漂う予告編となっている。
自分が愛せなかった息子の行方を追う身勝手な両親があまりにも大切な存在を失って初めて見つけたものは、何だったのか。本当の幸せとは―?自分を愛しすぎる私たちが今観るべき衝撃作だ。
本年度アカデミー賞最有力『ラブレス』予告編【4/7(土)公開】
https://youtu.be/PEzM9-UGTkk