日時：1月19日（木）
場所：アキバシアター
登壇者：監督パオロ・ジェノヴェーゼ、はあちゅう
3月18日より公開される映画『おとなの事情』のパオロ・ジェノヴェーゼ監督がこの度来日し、これを記念して1月19日（木）監督登壇試写会トークイベントがアキバシアターにて行われ、会場にはカリスマブロガーであり、今作家としても大注目のはあちゅうがゲストとして出席した。
はあちゅうはこの映画の印象について聞かれると「スゴイ理解するのに時間がかかりました（笑）。けれど、スピーディーな展開で飽きさせない作品でハラハラしながら観ていました！」と楽しげに感想を語った。さらに「今はスマホを持ち歩いていて、浮気不倫がばれるのはスマホ経由がとても多いですよね。失くしてしまったり、誰かに観られてしまったときのことを想像したことが誰にでもあると思うんです。どこかしらみなさんが共感できる部分があると思います。」とも。
そんなはあちゅう、恋人にスマホを見せられるか聞かれると、「見せられます！今の人には（笑）今の人とはパスワードもお互い知っているし、お互いの位置情報も見れるようにしています。」と語り観客を驚かせた。話も盛り上がってきた中、いよいよパオロ・ジェノヴェーゼ監督が登壇！「アジアでは初めて公開されるので、受け入れてもらえるか興味がありますし、国際的にもどのような結果になるか楽しみです。」と日本で公開される喜びを明かした。
本作のテーマはどのように生まれたのか聞かれると「人には3つの“人生”がある。1つ目はプライベート。2つ目はパブリック。そして3つ目は秘密。今回は3つ目の秘密について映画にしたいと思った。秘密=スマートフォンともそこで思いついた。」と明かした。劇中には親友・夫婦がお互いのスマホを見せ合うというゲームが行われる。
はあちゅうからも監督に「もしホームパーティーで友人からこのようなゲームをしようと誘われたら、参加しますか？」と聞くと、「やらないです（笑）」と即答し、会場の笑いを誘った。「本作では、スマホや携帯電話の映画と思われるかもしれないけれど、実はそうではなくて、単純に身近な人や他人に秘密がばれてしまったらどうなるかということを描きたかった。だから、秘密と言えばみんな恋愛やSEXのことを思い浮かべるだろうけど、本作ではそれ以外にも様々な秘密を盛り込んだんだ。」と制作秘話を語った。
最後にこれから本作を鑑賞する観客へはあちゅうは「本作は、自分がばれたら1番怖い秘密とは何なのか。自分が1番恐れていることは何なのか考えさせられる作品です！」と気になるメッセージを残し、監督は「今日は本当にありがとう。スマホ関連の映画だから、せっかくお客さんがいらっしゃるので、ぜひセルフフィーさせてください。」と立ち上がり、自らのスマホで観客と一緒に自撮りをするという、陽気な一面を見せた。映画『おとなの事情』は3月18日（土）より新宿シネマカリテ他、全国順次公開。
