2020年6月に掲載された「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く、衝撃の人間ドラマ、入江悠監督最新作『あんのこと』が、6 月 7 日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開。
機能不全の家庭に生まれ、虐待の末に薬物に溺れる少女が、人情味あふれる型破りな刑事をはじめとした人々に出会い、生きる希望を見いだしていく。しかし、微かな希望をつかみかけた矢先、どうしようもない現実が彼女の運命を残酷に襲う―。
主演を務めるのは次世代の日本映画を担う若き才能として躍進を続ける俳優・河合優実。コメディチックな役柄からシリアスな演技まで、作品の世界に溶け込みながらも異彩を放つ俳優として、ドラマ・映画、舞台など活躍の場を広げている。そんな彼女が、本作ではドラマの印象から一転、新たな役柄に挑戦。入江監督も「この人なら杏という主人公を託しても大丈夫だ」と語る折り紙付きの演技力で、少女・杏の苦しみと喜びを体現している。
このたび解禁となった新場面写真は、薬物から更生する前のまだ荒々しい印象を残す金髪姿を活写した1枚をはじめ、夜間学校に通うワンシーン、介護施設で働き始めた杏のあどけない笑顔を捉えたカットなどを含む計8点。薬物から更生し、自分の人生を始めようと誓った矢先。どうしようもない現実に行く手を阻まれた1人の少女の姿がスクリーンに焼き付いている。そして、本作のシナリオと出会い「彼女の人生を、自分が生き直す」と決意したという河合の鬼気迫る演技と環境によって次々と変化していく杏の表情に魂を深く揺さぶられる。
映画『あんのこと』は6月7日(金)より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開。
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配給：キノフィルムズ © 2023『あんのこと』製作委員会
