19 世紀末から 20 世紀にかけて、イギリスで知らない者のなかった、大人気イラストレーター、ルイス・ウェイン。当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した、“ネコ画家”だ。不朽の名作「吾輩は猫である」に登場する、絵葉書の作者だとも言われている。そんな伝説のネコ画家の数奇な人生を描いた映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が 12 月 1 日(木)より全国公開する。この度は、本作の公開を記念して、主人公ルイス・ウェイン役を演じたベネディクト・カンバーバッチのインタビュー映像が解禁された。
今回演じたネコ画家ルイス・ウェインの魅力から、映画のテーマ、ウィル・シャープ監督の作風、共演した俳優たちの印象まで、本映像でカンバーバッチが答えた質問は全部で 12 問。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14)や『エジソンズ・ゲーム』(17)など、これまでカンバーバッチは実在の人物を多々演じてきたが、そのプレッシャーについて聞かれると、本作のように「有名ではない人物を演じる時、より大きな責任を感じる」と答えた。そんなルイス・ウェインと自らの共通点については、「絵を描くことが好き」な点だと述べ、彼の筆跡や作風を真似ているうちに、ルイス・ウェインに近づいていったと明かした。また、ラブストーリーではあるが、「社会学や政治の問題に加えて、メンタルヘルスという当時の問題を取り上げている」と、本作のテーマの奥深さを称えている。
そして、最後にネコについて聞かれると、「ネコは最高だよ。本作はルイスだけでなく、ネコを称える作品だ」と述べ、ネコの地位向上に貢献したルイス・ウェインの業績を称賛した。しかし、ネコとの共演について話が及ぶと、ネコは「絶対に思い通りにいかない」と、ネコのジェスチャーを交えながら、撮影時の苦労を語った。映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は、12 月 1 日(木)より全国公開。
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