スリル満載映像と操縦士の苦悩に感動する“飛行機事故”映画『フライト・キャプテン』『ハドソン川の奇跡』『フライト』

スリル満載映像と操縦士の苦悩に感動する“飛行機事故”映画『フライト・キャプテン』『ハドソン川の奇跡』『フライト』

はるか上空、逃げ場のない密室空間でのトラブルがパニックを引き起こし、スリル満点の物語を生み出す“飛行機事故”映画。何百人もの命を預かっているというプレッシャーが重くのしかかる操縦士が決断を下すまでの緊迫した様子に手に汗握り、そんな操縦士たちの内面を掘り下げて描くことで深い感動を生み出す、そんな“飛行機事故”映画の名作3作品をご紹介。

◆『ハドソン川の奇跡』 2016年公開
2009年1月15日、ニューヨーク上空850mで鳥の大群と衝突し155名を乗せた航空機の両エンジンが停止する事故が起こる。制御不能の機体は160万人が住む大都市の上を高速で墜落していく。管制室からは近くの空港に着陸するよう指示があったが、機長のサリーは空港まで飛ぶことは不可能と判断し、咄嗟の判断でハドソン川への不時着を決断。難易度の高い水面への不時着を成功させ、乗客全員生存という偉業を成し遂げ、サリーは一躍英雄として称賛される。しかし、事故調査委員会はサリーの究極の決断に疑惑を掛け、度重なる追及によって追い詰める。本当に不時着以外の選択肢はなかったのか?乗客の命を危険に晒す無謀な判断ではなかったのか?最後に出された答えとは―。実話を基に、機長の視点から描かれた感動作。

◆『フライト』 2013年公開
オーランド国際空港からアトランタ国際空港に向かう旅客機が、突如、原因不明の急降下を始める。ベテランのウィトカー機長(デンゼル・ワシントン)は、制御不能となった旅客機を背面飛行させ、地上への胴体着陸を奇跡的に成功させる。乗客乗員102名のうち96名が生還し、多くの命を救ったウィトカー機長は「奇跡のパイロット」として一夜にして英雄となる。しかしその後の事故調査委員会の調べで機長の血液からアルコールが検出されたことで疑惑が浮上する。巨匠ロバート・ゼメキス監督が12年振りに手掛けた実写作品。

◆『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』 10/2(金)公開
2018年5月14日。重慶市からラサに向かう四川航空3U8633便。リュー機長(チャン・ハンユー)をはじめとする9名のクルーは、乗客119名を乗せて飛び立った。当初フライトは順調かに思えた。しかし、地上1万メートルの高空を飛行する中、突如操縦室のフロントガラスにひびが入り、瞬く間に大破。副操縦士のチェンの体が外に投げ出される。辛うじてチェンの体を掴んだリュー機長だったが、氷点下30度の冷風が前方から激しく吹き込み、圧力を失った操縦室は自動操縦も不可能になる。激しく揺れる機体に、クルーたちの制止も虚しく乗客たちはパニックとなるが、それはまだ、その先に待ち受ける空前の危機の序章に過ぎなかった―。

2018年に中国で起きた飛行機事故を『マンハント』のチャン・ハンユー主演×『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ監督で映画化した『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』が10月2日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国公開。

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最終更新日
2020-09-08 15:00:00
提供
映画の時間編集部

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