ある郵便配達員が33年の歳月をかけ、たった一人で築き上げた“シュヴァルの理想宮”。愛娘のため“おとぎの国の宮殿”を手作りするという果てしない挑戦を支えたのは、夢を信じる心と深い愛だった―。ピカソやアンドレ・ブルトンが絶賛し、フランス政府指定の重要建造物となった奇想の宮殿の誕生秘話。
周囲に変人と噂されながらも、途方もない夢を実現した男・シュヴァル。この風変わりな人物を見事に体現したのは、『レセ・パセ自由への通行許可証』(02)でベルリン国際映画祭男優賞を受賞した名優ジャック・ガンブラン。夫を傍で見守り支える妻フィロメーヌ役にレティシア・カスタを迎え、ニルス・タヴェルニエ監督が精緻に描き出す映像美で、この驚くべき実話を映画化。
この度解禁されたのは、えすとえむ、加藤マユミ、花くまゆうさく、川原瑞丸、石川三千花、ウラケン・ボルボックス、もの久保、Spin ら人気の漫画家・イラストレーターが描き下ろした映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』のイメージイラスト。理想宮をたった一人で33年かけて作り上げたシュヴァルや、彼を支え続けた妻フィロメーヌ、娘アリス。そして、本作のもう一つの主人公ともいえる“理想宮”。8作家それぞれが観た『シュヴァルの理想宮』のイメージがイラストとして描かれている。理想宮建造のきっかけとなったと言われている変った形の石“きっかけの石”を掲げるシュヴァルや、フランスの自然豊かな田舎町で郵便配達員として働く傍ら、変わった形の石を拾っては手押し車で運び、せっせと宮殿を作り続けたシュヴァルのひたむきな姿、娘、妻との絆を感じさせるイラストなどが集まった。
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