大変だったシーンは「I’LL BE BACK」『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見

大変だったシーンは「I’LL BE BACK」『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見1
大変だったシーンは「I’LL BE BACK」『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見2

伝説のキャスト、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン、そしてプロデューサーとしてシリーズの創造主ジェームズ・キャメロン、が復帰、『ターミネーター2』の正統な続編を描く『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、11月8日(金)より全国公開。アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン、そしてマッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナの5人が登壇する来日記者会見が開かれた。
シュワルツェネッガー氏は「日本に戻ってこれて嬉しい。1972年にボディビルのチャンピオンとして日本に来た。映画のプロモーション、休暇、とても面白いCMなどでも来日した。毎回変える際には『アイル ビー バック』と言っている。日本の素晴らしい映画好きの皆さんがいるので大変楽しい滞在をさせていただいてる。」と明言を交え挨拶し、リンダ氏は「シュワルツェネッガー知事ほどたくさん申し上げることはないけれど、来日は2回目で、最初に来たのはタイタニックのワールドプレミアでしたが、今回が再来日のいいタイミングだったと思います。次回はツーリストとしていろんなところに行ってみたい。」と夫に付き添ってきた前回の来日に思いを馳せ、日本観光への意欲を示した。
その後行われた記者からの質疑応答の様子を一部レポートします。

◆『ターミネーター』で来日して
シュワルツェネッガー氏「ジェームズ・キャメロンが新しいストーリーを作られ、素晴らしい作家たちが書き起こしてくれた。そしてティム・ミラー監督が演技やアクションに関して深い理解を持っていてくれたことにより、誇りに思う作品ができた。」
リンダ氏「35年来の友情を培ってきたアーノルドと一緒に来日できてうれしく思う。信頼、そして自由がある関係で、そのような関係になれるのはなかなかない。2人の間にある歴史がそれを可能にした。」

◆『ターミネーター』に参加した思い出
ガブリエル氏「新しいメンバーの一員としてさんができて一生の夢が叶った。小さいころから大ファンだった。熱いファンだったからこそこういう機会をいただいたのかと思う。アーノルドさんとリンダさんの友情をこの目で見れたこと、色々なことを吸収し、学びになった。」
マッケンジー氏「シリーズに参加できたこと、喜びの一言に尽きる。この作品のリンダさん、アーノルドさんの歴史に継承していく映画で、彼らと共演できたことが素晴らしい体験だった。サラ・コナーの戦い続ける女性像に感銘を受けた。ティム・ミラー監督とご一緒できたのも素晴らしかった。」
ナタリア氏「私にとってこの映画に参加できたことはギフトであり光栄なことだった。世界的に有名な大きなシリーズで、故郷から遠く離れたこの国でも皆さんに愛されている。伝説的な方々、役柄の裏にある人間に直接会えて、彼らの自己抑制の高さ、自分たちのパワーに対する意識の高さに感銘を受けた。今回はラテン系の代表として参加してる責任を感じている。色んな人に入る余地があるということを示していると思う。」

◆(Kis-My-Ft2の宮田さんより)約30年前から変わったことと変わらないことは?
リンダ氏「彼がいろんなものになっていくのを見てきた。家族を作り、知事になり、素晴らしい政治家になり、気候温暖化に関する活動家になり、あらゆる意味で尊敬される人になった成長を喜びをもって見ていた。」
シュワルツェネッガー氏「私とリンダは1作目の映画から友情を築いている。嬉しいことに、私が知事になっても友情が続き、就任式にも来てくれた。疑う余地もなく1984年に女性のアクションヒーロー像というとても高い基準を設けた。91年に高い水準をさらに高く持っていった。アクションに関してはリンダが魅せてくれたような迫力と質の高い説得力のあるアクションは今まで見たことがないと思う。本作でサラ・コナーの復活を描くことになり、今も91年の高い水準に彼女が到達できるのか…ということになった。結果として、圧倒された。リンダは見事だった。水準をはるか超えたものであり、60歳という年齢で献身的に先進的に準備を整えてくれ、彼女のその姿勢は我々に素晴らしいインスピレーションを与えてくれた。本作は彼女があまりにも大事な資産となっているので過去のターミネーター作品に彼女がすべて出ていなかったというのは間違いじゃないかと思うほどに。」

◆アクションで一番苦労したシーン・印象深いシーンは?
ガブリエル氏「自分に向かって火器を打ちまくるシーンが自分の映画人生の中で最も素晴らしいシーンだと思った。銃口越しに自分を見ているというのはワクワクする一瞬だった。アーノルドさんの僕の頭ほどもある大きな手に何度も何度も殴られるシーンがあるのだが、演技の上では動じないふりをしていても頭の中では童心に返って楽しくて仕方がない瞬間だった。」
マッケンジー氏「初めてのアクション映画だったのだが、聞くところによるとアクションの量が多く、乗り物の種類もかなり珍しいと認識している。南スペインでトラックに乗っている私達をREV-9がおっかけてくるというシーンを1週間ほど撮った後、ついにサラ・コナーが登場した。彼女はサラ・コナーで、100%嬉々としてREV-9の顔に弾を打ち込んでいる様子が本当に自然で、ワクワクした。」
ナタリア氏「アクション映画は慣れていないものにとっては全然違う言語を学ぶようなものでとても大変だった。特にブタペストで水中のシーンを撮っていたのだが、12時間ずっと水中で撮影していた。最後の夜、私は本当に疲労困憊していて死ぬかと思った。なのにリンダさんは”さあ行くわよ!”という感じでものすごくお元気で、皆さんにインスピレーションを与えていて信じられないと思った。」
リンダ氏「大変だったシーンは『アイル ビー バック』というところ。35年間私の頭の中であのセリフというのはアーノルドの声で響いている。何度も何度も何度も何度もチャレンジしたが、監督に聞くと”ダメ。アーノルドみたいだった。”と言われた。
毎日がアクションシーンで大変だったけど、その中でもナタリアとの水中のシーンを撮っているとき2人とも耳の炎症が起こり、やっと水から出られると思ったら、次はダムのシーンで90度につるされ、耳の炎症と合わさり吐き気がした。」
シュワルツェネッガー氏「脚本がとても賢く、面白い。ワイヤーで釣られながらいろんなものが飛び交うような非常に危険なシーンも精一杯楽しんだ。」

明日6日(水)には、新宿歌舞伎町ゴジラ・ロードにてジャパンプレミアイベントを実施。日本でいち早く話題の本作を鑑賞できるだけでなく、新旧レジェンド達に直接会える貴重な機会とあって盛り上がりは必至!

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最終更新日
2019-11-05 17:00:00
提供
映画の時間編集部

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