三浦春馬「こんな贅沢なことはない」斉藤和義 が主題歌生披露『アイネクライネナハトムジーク』公開記念舞台挨拶

三浦春馬「こんな贅沢なことはない」斉藤和義 が主題歌生披露『アイネクライネナハトムジーク』公開記念舞台挨拶1
三浦春馬「こんな贅沢なことはない」斉藤和義 が主題歌生披露『アイネクライネナハトムジーク』公開記念舞台挨拶2

人気作家・伊坂幸太郎“初”にして“唯一”の恋愛小説集で、すでに56万部を売り上げるベストセラー「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎文庫)が待望の映画化し、大ヒット公開中です。三度目の共演となる三浦春馬(佐藤)、多部未華子(本間紗季)をはじめ、佐藤の学生時代からの親友・織田一真役の矢本悠馬ら豪華でフレッシュな魅力きらめくキャスト陣が演じる、不器用ながらも愛すべき人々との“出会い”の連鎖を“10年”に渡り描いた愛と驚きに満ちた<出会い>についてのラブストーリー。
本日、主演の三浦春馬、多部未華子に加え、貫地谷しほり、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久ら魅力的なキャストに加えて、主題歌「小さな夜」のほか、劇伴も書き下ろした斉藤和義も登壇し、公開記念舞台挨拶を行いました。

満員の会場の温かな拍手で迎えられた登壇者。主人公・佐藤を演じた三浦さんが「撮影が終わって約1年半を経てこうして作品を届けることができること、本当に嬉しく思います。宜しくお願いします。」と、偶然佐藤と出会う女性紗季を演じた多部さんが「本日はお忙しい中、こんなにたくさんの方に集まっていただき、作品をご覧いただくことが嬉しく思っております。」と、顔も知らない電話の相手が気になる美容師・美奈子役の貫地谷さんが「2、3日しか撮影していなかったのに、この場に立てて光栄です。(笑)宜しくお願いします。」と、佐藤の親友・一真の妻で2児の母、由美を演じる森さんが「昨日から全国公開で、今日こうしてみなさんの前でお話しできるのが嬉しく思っております。」と、由美の娘、高校生になった美緒を演じた恒松さんが「とってもとっても素敵な映画になっています。今日はたくさんお話できるよう頑張りますので、宜しくお願いします。」と、その美緒が気になって仕方ない高校生和人を演じた萩原さんが「本日はお越し下さりありがとうございます。宜しくお願いします。」と、そして、今回主題歌の「小さな夜」と劇中音楽を担当された斉藤和義さんが「斉藤です。音楽を担当させていただきました。いい映画になっているのではないかと思いますので、気に入っていただけると嬉しいです。」と、今泉力哉監督が「去年宮城で取った作品がこうして初日を迎えられるのが嬉しく思います。宜しくお願いします。」と話した。
「出会い」がテーマの本作にかけて、最近あった素敵な出会いを尋ねられると、「この作品を通して、クライマックスのシーンで監督に初心に戻れるようなアドバイスをいただきまして、これが最近の自分の仕事の大きな軸になっていて、それが、お芝居をする相手の表情をしっかり使ってください、というアドバイスだったんですけど、とても大事にしていきたい言葉だったなと思います。」と話す三浦さん。「この映画に絡めると、仙台にこの間キャンペーンで行ったんですが、タピオカずんだシェイクが信じられないくらい美味しかったんです。あれなんであんな美味しかったんだろうね。」と多部さんが話し始めると、「多部さんは今までずんだシェイク飲んだことなかったんだよね。」と三浦さん。「撮影の時は存在も知らなくて。キャンペーンで行った13日に出会ってしまいました。一口飲んだ瞬間から天にも昇るような気持ちでした。」と感動の様子を隠せない多部さんに、三浦さんも「ずんだタピオカシェイク、仙台行く時は絶対飲んでください。」と仙台の魅力をアピールした。

様々な出会いの形が描かれている本作にかけて、“理想の出会い”を尋ねられると、貫地谷さんが「やっぱり、偶然ですかね。出会い頭ぶつかる、みたいな。」と話すと、三浦さんが「ぶつかって斉藤さんのような素敵な方に出会う・・。」と斉藤さんに振ると、「振らないでください(笑)」と困った様子の斉藤さんに会場は爆笑。森さんは「知り合いに映画館で出会って、結婚された方がいて。見たい映画がやっていなかったそうなんですけど、それがきっかけで出会ったみたいで。映画館で出会ってみたいって思いました。」と話すと、登壇キャストもその奇跡に驚いた。
事務所の先輩でもある主演の三浦さんとの共演を尋ねられると恒松さんは、「お芝居が素敵な方だなと思っていて。実はこれは初めてお話しするんですが、小さい頃から、三浦さんのお顔がすごく好きで。(笑)その方と一緒にアイスを食べるシーンがあって、幸せだなって思いました。私、三浦さんの顔が好きなんです。(笑)本当に素敵な先輩で。後輩思いのとてもとても素敵な先輩です。」との告白には三浦さんも嬉しそうな様子。また、和人を演じた上で気をつけたことを尋ねられると、萩原さんは「撮影していた時19歳だったんですけど、今泉さんに“高校生ってもっと若いんじゃない?”って言われて、テンションを二段階くらいあげてました。あとは憧れのチャリ通だったので、それも楽しみましたね。」と答えた。

続いて、10年という長い歳月をかけた恋を描いていることから、“長い間ずっと好きなこと”、“長い間ずっと苦手なこと”を登壇者がそれぞれフリップで発表するコーナーに。
三浦さんは「サーフィンがずっと好きなことですね。サーフィンにまつわる映画をやらせてもらってから続けてます。苦手なものはカマキリです。幼少期から嫌いで、カマキリの様相というか、戦闘モードになった時の姿がなかなか苦手でして、一生克服できないんじゃないかなと思います。」と答えた。
多部さんは「海外に行くことをずっと続けてますね、10年前に友達を尋ねてロスに行ってから自然に続けています。苦手なことは整理整頓が本当にできないんです。部屋もすごい汚くなって、一気に綺麗にする。カバンも汚くて、ポーチをいっぱい入れていて、全部外に出ている、みたいな。片付けるは片付けますけどね。」とイメージとは異なる告白に一同驚きを隠せない様子。
貫地谷さんが「水を飲むことをずっと続けています。肌が荒れやすくて、水を飲んだら良くなって、それが習慣になってます。苦手なことはじっとしていること。なんでしょう?病気なのかな?無駄な動きしていたりとか。撮影中に着物とかでずっと立っているので、じっとしていることに耐えられなくて、涙が出ちゃいました。」と、ここでも驚きの告白。そんな貫地谷さんに多部さんは「しほりちゃんは17歳の時から知っているんですけど、本当によく喋るし、なんでそんなに話し尽きないんだろうって思います。」と、反応すると、貫地谷さんも「いつも聞いてくれてありがとうね。これからも宜しくね。」と返し、仲の良さをアピールした。
森さんは「神田駅が大好きで、神田駅によく飲みにいきます。大好きな喫茶店もあったり、いい街でここしか行けなくなっちゃいました。苦手なことは会話をすることが苦手なので、克服したいです!」と話すと、貫地谷さんから「いっぱいしゃべったじゃないですか!」とツッコミが入った。森さんは「貫地谷さんみたいになりたいです。」と、ここでもキャストの仲の良さが垣間見えた。
恒松さんは「誕生日動画をインスタやツイッターで毎月あげることを続けています。苦手なことはお釣りの計算です。分からなくなっちゃうんですよね。」と、萩原さんは「ずっと続けていることは缶蹴りですね。真剣に考えていたんですけど、これしか思いつかなかったんです。苦手なことですが、“起きること”って書いたんですけど、これ書いている最中に思いついたんですけど、字を書くことが苦手で。これも実はシャーペンで下書きをしているんです。」とそれぞれ話す中、斉藤さんが「本当はジョギングとか言いたいことなんですけど、大人のサイトですね。無料がずっと好きで、有料が嫌いですね。」と話すと会場からは大爆笑が起こった。続いて、「続けていることはダメな人みたいなんですけど、ダラダラお酒を飲むことですね。苦手なことは早起きと夏ですね。夏はなんでこんなに暑いんだろう・・。」と話す今泉監督にMCから「三浦さん、サーフィン誘ったらいいんじゃないですか?」と振られると、三浦さんは「全く予想つかないですけどね!監督にやる気があればお連れできます。」と返した。そんな三浦さんに「本当に運動音痴で卓球だけできるんですけど・・。」と自信なさげな今泉監督。そんな監督にMCから「全員で缶蹴りすればいいんじゃないですかね?」という提案が上がり、萩原さんはガッツポーズで喜んだ。

次に、本作の誕生秘話に関して話が移ると、斉藤さんが「(伊坂さんと)コラボで作品を作ってみようということで、歌詞を書いてくれませんかと伊坂さんに頼んだら、伊坂さんが歌詞は書けないですが、小説ならば、というところで、そこから曲を作りました。最初、小説から曲ってどう作るんだろうって途方にくれたんですけど、小説の気になったところを抜いて作りましたね。」と、振り返ると、今泉監督も「今回斉藤さんには劇中音楽もですし、主題歌もやっていただいて。最初お話ししてから一ヶ月経って送ってきていただいた曲が何も修正するところがな買ったんですよね。」と抜群の相性であったことを明かした。「全く音のないラフをいただいて、それだけで成立しているのに、音を入れて邪魔したらやだなぁと思って。でもここに入れたらいいなとか思ったり。多部ちゃん大人になったなって、静止画で見ちゃったり(笑)春馬くん見て、こんな顔で生まれたかったなと思ったり。」と斉藤さんも製作秘話を明かし、会場を沸かせた。
ここで斉藤さんがサプライズで主題歌の「小さな夜」を披露。美しい音楽に会場は温かな感動に包まれた。演奏後に三浦さんは「こんな贅沢なことはないですね。改めて歌詞を聞いて素晴らしいって思っちゃいました。三年前からプロデューサーや皆さんがこの作品の計画を立てて、時間を費やしてきたんだなと改めて思いましたね。」としんみり。

最後に、これから映画をご覧になるみなさまに向け、「本日は本当にありがとうございました。奇跡ってとても特別な響きなんですが、誰かが誰かをほんの少し思いやることから始まって、そこから行動を生んで、その連鎖が奇跡に繋がるんじゃないかな、と思います。実は自分の周りにも思いやりは沢山あふれていて、ご自身の普段の生活をより誇ってもらえるような作品になったんじゃないかと、優しく多幸感を届けてくれる作品になったんじゃないかなと思います。」と三浦さんが話し、大盛況のままイベントは幕を閉じた。

(c)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

最終更新日
2019-09-24 11:30:00
提供
映画の時間編集部

広告を非表示にするには