デビュー作『バーバー吉野』(03)や、『かもめ食堂』(06)、『めがね』(07)などで日本映画の新しいジャンルを築き、その世界観から女性に圧倒的人気を持つ荻上直子監督がメガホンをとり、生田斗真や桐谷健太、ミムラ、小池栄子、門脇麦、りりィ、田中美佐子ら豪華キャストの共演で話題の『彼らが本気で編むときは、』が2017年2月25日より、全国ロードショーを迎えます。
本作は、優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)と、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷健太)、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)の3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日を描いた作品です。
この度、本作を彩るイメージソングが決定しました!楽曲は、1986年にシンディ・ローパーが、セカンドアルバム「トゥルー・カラーズ」からのファーストシングルとして発表した、同名の曲「トゥルー・カラーズ」。ビルボード・ホット100で2週間1位を記録したほか、世界中で大ヒットとなった名曲です。
本作での楽曲起用にあたり、日本のヴォーカル・グループのパイオニアであるゴスペラーズがカバーすることも決定しました。完成したそのサウンドは、セクシュアル・マイノリティや、育児放棄、親の介護といった様々な社会的なテーマを盛り込みつつも、爽やかな世界観に満ちている本作の魅力に合う仕上がりになっています。今回のカバーについて、ゴスペラーズのリーダーである村上てつやさんから、「今まで一体どれぐらいの人がこの曲にそっと背中を押してもらったのでしょうか?世の中に名曲数あれど、その究極のひとつである「True Colors」を唄わせて頂く機会に恵まれ本当に嬉しいです。」とのコメントが届きました。
「トゥルー・カラーズ」は、その歌詞の内容から、セクシュアル・マイノリティをはじめとする多くの人たちの心を打ち、世界中の様々なアーティストにカバーされ、幅広い世代から愛されています。今や「世界的なセクシュアル・マイノリティの応援歌」の定番にもなった楽曲で、LGBTパレードやイベントなどで歌われ、シンディ・ローパー自身も積極的にLGBT系のイベントに出演し、会場中で大合唱となるなど、彼女自身もストレート・アライとしてセクシュアル・マイノリティの人たちを勇気づける活動を行い続けています。また、本作の主人公であるトランスジェンダーのリンコの心情をあらわし、本作を観た観客の心に寄り添う曲として相応しい1曲であることは間違いありません!
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出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子 / 桐谷健太 ほか
脚本・監督:荻上直子
配給:スールキートス
© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会