映画感想・レビュー 125/2520ページ

カラオケ行こ!:P.N.「白うさぎ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-10

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

カラオケ行こ!は、何度も観たくなる映画だった。原作を知らない私が観ても、見応えがあった。
綾野剛がX JAPANの紅を歌うシーンは圧巻だった。どんな役もこなす魅力的な俳優だと思っていたが、この映画を観て、一層そう思えた。
ヤクザと合唱部の部長との二人の青春が交錯し、いつまでも余韻を
残している。クライマックスのシーンで、齋藤潤が歌った紅を聴いた時、この映画が醸し出す二人の友情に、心が鷲掴みにされ、泣けた。
もう一度観るのが楽しみだ。

君たちはどう生きるか:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-09

今夜のNHKラジオ番組,作家・高橋源一郎の飛ぶ教室で取り上げられた一冊の本は本篇タイトルの吉野源三郎著君たちはどう生きるか。髙橋は宮崎駿監督作品に促されて読んだと云う。コペル君と伯父サンとの関係性が本篇アニメーションではどう輻輳されているかと語りつつ読書も誘う!戦時下の緊迫した中で書かれた日常生活の細やかな描写から現代人も大いに啓発されそうだ

荒馬と女:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-09

この映画「荒馬と女」の原作は、アメリカの戦後の演劇の不朽の名作「セールスマンの死」の作者で、マリリン・モンローの当時の夫であったアーサー・ミラー。

アーサー・ミラーの生涯のテーマである「社会への強い責任と倫理観」を背負ったモンローの孤独と、クラーク・ゲーブルの「夢を追う現代人の悲劇」がぶつかり合って、異様なまでに「死」が強調される中、ただ一つの救いは、生きるための「強さ」が必要だと描いていることだ。

しかし、それを決して楽観的に肯定していないところに、現代アメリカの弱さが始まるのだ。

エル・シド:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-02-09

この映画「エル・シド」は、「十戒」「ベン・ハー」に次ぐ、ハイクオリティーな歴史大作。

ギリシャ彫刻のようにごついチャールトン・ヘストンの容貌は、ロマンティックな雰囲気が欠如しがち。

そこで、「十戒」の時は、イボンヌ・デ・カーロ、「ベン・ハー」の時は、ハイヤ・ハラリートなど、エキゾチックなルックスの女優を配置する必要があり、この映画ではソフィア・ローレンが、ヘストンをしっかりサポートしている。

ヘストンの雄々しい勇姿が、目に焼き付く、神秘的な英雄譚だ。

羅生門 デジタル完全版:P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-09

この映画をまた観た。私は最近、地元に伝わる茨木童子について研究していて、この映画も気になってしかたがなかったからだ。茨木童子の住み家は羅生門とされている。私は芥川龍之介の小説も飽きるほど読んでいるし、この映画も何度も観ているが、これほど人間というものを見事に追求した作品はなかなか見つからないと思う。この映画を観ながら、茨木童子のことを思った。生まれてまもなく捨てられ、近くの床屋に拾われた。床屋の仕事をしていた時に手をすべらし、客を傷つけた。吹き出した客の血を指で取り、舐めた。そこから茨木童子は鬼として目覚めていく。やがて羅生門の鬼と呼ばれるようになるが、最後は父のもとで看病する優しい鬼だった。このストーリーも、また羅生門とは違う角度で人間を見事に追求している。私はこれからも何度もこの映画を観るだろう。

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人:P.N.「さあ、愛を勝ち取ろう!!」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-09

女性らしい視点で、過激な描写や残忍な描写より、愛情の描写に趣を置いています。

フランス五輪を守り立てる様な作品。

人生の最期は、愛を勝ち取りたい?

手に溢れる財宝よりも、真に愛してくれる愛を勝ち取ろう?

シャネルの衣装提供からしても、ココ・シャネルとジャンヌ・デュ・バリの針子時代から身を立てた様子等似ている点もある。

過激な描写に慣れた一部の方には、物足りないかもしれないが、優しい、女性の視点、タッチ、で、素敵なドレス、イケメン揃いですが、人生の最期は、愛を勝ち取りたい、そんなメッセージが込められているように思います。

五輪競技でも、仕事や何にでも、愛で勝ち取りたい?

金の為に働き、不正が、溢れる世の中には、もううんざり、どの分野も、愛している人間が、勝利者となるべきです。

あなたは、仕事にも愛を込めていますか?

夏至:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-09

日本画家・池永康晟画集をふと手に取って紐解いて揺蕩う時間を味合うと何処かエスニックでスパイシーなトラン・アン・ユン監督作品の静謐さが蘇って来るから不思議

Mr.ノーバディ(2020):P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-09

この映画を観て、とても感動した。これはアクション映画だが、あまりにも面白くて、決して飽きさせないからだ。私はこの映画を観ながら、共感できるところがいっぱいあると思った。こんな映画を観ていると、ほんとに生きていることが楽しくなる。素晴らしい作品だと思う。

快盗ルビイ:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-09

ラジオ深夜便バート・バカラック特集に続いて歌謡曲,アクセサリー・宝石特集では小泉今日子の唄う快盗ルビイ等も取り上げられ,同時にまた,かつて国立Filmセンター展示室で自前のミュージカルポスターを前に豊かなコレクションを歌うように解説された和田誠監督の姿が想い出されて来た

ストップ・メイキング・センス:P.N.「シュガーベイビーキッド」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-08

これは、このBANDが好きかどうかで決まる。★★★★★つけざるを得ない!!そしてFUNKだ!!今聴いても新鮮で嬉しくなってしまう。特に私は42年前に彼等が来日した時のライブに仕事の都合で急きょ行きそこなっていたので、その時からの悔いをこの映画でほぼ晴らすことができたのである!!

ヘルタースケルター(2012):P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-08

ヘルタースケルターをまた観た。やはり素晴らしいと思った。これはスクリーンに吸い込まれていくような快感があるからだ。私は沢尻エリカさんの大ファンだ。彼女のとびっきりの美貌と演技力に拍手を送りたいと思った。沢尻エリカさんは今年の2月10日から欲望という名の電車の舞台に出演される。これは東京公演だ。私は大阪府在住なので、大阪公演に行くつもりだ。すでにチケットは持っている。うまくいくことを心から祈っている。これからもご活躍して欲しいと思っている。この映画で私はあらためて沢尻エリカさんはほんとに素晴らしい女優さんだと思った。

「さよなら」の女たち:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-08

今朝のNHKラジオ深夜便明日への言葉は本篇の俳優の古村比呂,番組では貴重な歌謡曲も流されたが,彼女の闘病記が語られた,辛い日々の中で息子からのメールに在った,そんな日もあるさと云う言葉にはっとして気をとり直したエピソード等聴き入って仕舞う,朝の連続小説チョッちゃんや徹子の部屋出演シーンも想い浮かべながら

殺人者たち:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-07

このドン・シーゲル監督の映画「殺人者たち」は、ヘミングウェイの短編の映画化作品。

標的の元レーサーを、あっさり射殺できたことに疑問を抱いた殺し屋(リー・マービン)を語り部に、フラッシュバック形式で、数年前のある裏切り事件の謎が解き明かされていく。

ニヒルなサングラスの殺し屋に扮したリー・マービンのハードボイルドぶりが魅力的で、凄まじいバイオレンス描写とともに、強烈な印象を残す。

後に大統領になったロナルド・レーガンの最後の出演作で、女をたぶらかす裏切り者の首謀者を好演している点も見逃せない。

最終更新日:2024-11-01 16:00:02

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