P.N.「ロマンティックエロ爺」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-02-12
平山さん、TVも無い!ガラ携だぞ!風呂なしアパートだぞ!家族はいない!だけど憧れる~満足のいく仕事が終わり~銭湯に行き~行きつけの飲み屋で飲み~石川さゆりに歌ってもらう~好きな本を読む~寝る~目覚める!ファンタジ-です!
ぱーふぇくとでいず
平山さん、TVも無い!ガラ携だぞ!風呂なしアパートだぞ!家族はいない!だけど憧れる~満足のいく仕事が終わり~銭湯に行き~行きつけの飲み屋で飲み~石川さゆりに歌ってもらう~好きな本を読む~寝る~目覚める!ファンタジ-です!
♬ピーター・バラカン氏が本篇を観終えて見ている時以上の幸福感に包まれたとコメントしていた!NHKFMラジオ番組では本篇ラストを飾ると云うニーナ・シモンのフィーリング・グッドが流され,流石ヴィム・ヴェンダース監督の音楽セレクションとも
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私は、今の政治家、企業のトップが、率先して、トイレ掃除をして欲しいと思います。
日々、変化する状況を理解できない、いい大人たち、トイレを綺麗にする心がけで、見えてくる世界、いくら立派な人間に見せても、トイレの使い方に人間の品位が現れます。
見ているようで見ていない人間に情けなくなりますが、トイレを綺麗にする心がけで、本当に、気づきが生まれます。けれど、アピールするモノでもありません。
達磨大師が評価を当てにしてする善行は無いに等しいと言う位、日々、黙々とたんたんと行うべき。
下町の雰囲気を残しつつ、昔の田舎では、鍵なんかかけません。
外国人が驚いた様に、今の日本人も驚く、そんな時代の変化もある中で、かつてあった日本人独特の人情の世界が表現されています。
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大きな川の流れはとても深く悲しく、対岸に戻ることのできない出来事が横たわる。
だけど木漏れ日の下で感じる暖かな光や揺れる影、小さな出来事は頬を緩ませてくれる。そんな日常を積み重ねて生きる日々。
きちんと布団を畳み質素に暮らす生活と、夢に現れる格子のような影でこの人は刑務所に入っていたのだろうと想像してみていました。
運転手付きの車に乗る家に生まれながら、家族とは同じ世界に生きられない人生を生きる理由はわからないけれど。
死が近い人と話し、父も、あるいは自分も死を意識して心から涙する朝もある。
私はそう解釈したのだけど、いろいろ暗示的で、勝手にそんな解釈するな!なのか好きに捉えろ!なのか、それすらどうでもよい映画館でみたい映画。
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重なった影が濃くなるのは、それぞれ別の光を当てられている時だけ。
影は光を遮る人であり距離であり、光はそれぞれの視界や過ごした時間で、即ち世界のことなのだろう。
重なった影が濃くなる時、人は間接的に、自分とは違う世界を感じとり繋がり合う。そしてすぐに、それぞれ別々の世界へと帰っていく。
これは全て人と人の出会いのことだか、しかし人との繋がりだけが、重なった影を濃くするわけではない。
例えば歌の中の一単語に心を揺さぶられ、過去の想い出が想起させられるように、何かのきっかけに思い出すことで、別たれた世界はまた繋がる。それが喜びであり、悲しみであり、即ち人生なのだろう。
濃くなった影を追い求めるのではなく、時折訪れるそれらをただ受け入れる。そうすれば、派手さはなくとも情感に溢れ、穏やかでありつつ変化と面白味のある人生を送っていける。
彼はそんな満足を知っている。彼のようには生きようとは思えない。それでも彼の持つ光は眩しく、羨ましい。
この映画を観て、とても感動した。これは清掃員を主人公に描いているが、何よりも永遠の命題を追求しているからだ。つまり人生とは何か、人間とは何か、幸福とは何かについて、あらためてしっかり考えさせてくれる。役所広司さんの演技はあまりにも素晴らしい。
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平山! 海外の作家はとても小津が好き。
トイレ、コーヒー、カセット、酎ハイ、の繰り返しが毎日続くが、それこそが愛おしく、時折り女性も気になる普通の男の普通の日々。もう一人の主役「朝日」に思わず顔が歪む。
あのラストは役所に賞を取らせるが如き見事な表情。
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平山! 海外の作家はとても小津が好き。
トイレ、コーヒー、カセット、酎ハイ、の繰り返しが毎日続くが、それこそが愛おしく、時折り女性も気になる普通の男の普通の日々。もう一人の主役「朝日」に思わず顔が歪む。
あのラストは役所に賞を取らせるが如き見事な表情。
音楽がたまらなくいいです。ここぞっていう時に流れて物語の厚みを増幅させます。平山さんの今の気持ちはどんなふうなのかと想像したりしました。
最初は退屈な映画かもと思ってたのに、この映画を観ることができて私はとても幸せだとしみじみ思いました。平山さんはこざっぱりとしたお家に住んでいて、部屋には読み終えたたくさんの本、古いカセットテープやかわいい植木と好きなものに囲まれた毎日がとても充実しているように見えました。本当の幸せを見たような映画です。
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平山さんは家の鍵を締めない。盗られるもんなんかないよ、ということか。毎朝コーヒーを買う自販機、平山さんしか使ってない気がするから撤去しないでほしい。ガス欠したけどJAFはちゃんと来てくれた?いつも腕時計はしない平山さん。今日はつけたけどどうしたの?洗濯物の上がりかと思ったけどパンフレット読んだらママに格好つけてたってことか。タカシに会いに行ったのかな?更地になってたけどなんでだろ。平山さんはきっとイイトコの出なんだね。本当は昔はこんなに無口じゃなかったんじないかな。何があったんだろ?色々あったんだね。でも平山さん、あなたはとても幸せそうです。
トイレ清掃員の何気ない日常を描いた作品。
本年度ベスト級。
楽しみにしていた作品だったけど、自分にはあまり刺さらなかった感じ。
だけど清掃員の平山を演じた役所広司さんの演技には引き込まれた。
起床→木々の水やり→支度→缶コーヒー購入→トイレ清掃→飲み屋で一杯→銭湯→読書→就寝。
こんな繰り返しの中でも毎日違った出来事が訪れる感じ。
平山が就寝した後、モノクロの意味不明な映像は平山が見ている夢なのか?
その夢の意味がよく解らない(笑)
東京の美しい景色と洒落た洋楽が印象に残る。
驚いたのは公衆トイレが美しい(笑)
今の公衆トイレって凄いな!
ぶっちゃけ退屈な感じでお尻が痛くなる(笑)
睡魔も襲って来たけど何とか鑑賞。
あまり刺さる内容では無かったけど役所広司さんの演技には大満足。
平山が出掛ける時、家の鍵をしないのが気になりました( ´∀`)
トイレの神様は最高神
トイレの神様と言う歌がヒットしましたが、すべての面で最高の神がいるのですから。
ナショナルの松下幸之助氏、阪急・宝塚歌劇の小林一三氏などは、清掃、トイレの掃除を大切にしたと言うエピソードがあります。
松下幸之助氏が亡くなると輝きを失ったツインタワー、掃除を手を抜く阪急、なんだか今の迷走の一因が垣間見えます。
トイレの掃除は、下座の行と言う、仏教でも大切にする心掛け。
トイレでの行いには、人間の気づかない無意識の様相が現れるので、自らの気づかない気づきを得られる。
トイレの掃除をアピールして炎上した議員さんもいましたが、あくまで、己の気づきの為。
トイレの掃除をすると最高神がいると言われるくらい慈悲の心が湧いて来るのは、作品の主人公が、皆を慈悲の心で癒し、この世界の人々への慈悲の涙を流す姿に現れます。
あなただけが出会えるバーフェクトな瞬間、光と影の織り成す世界は、トイレ掃除の様な下々な行いを無視しては見えてこない。
平山さんみたいな生き方も素敵だなって思ういい映画でした。朝出勤する時販売機で買う缶珈琲決められた自分のルーティン一日一日を大事にし寡黙でマジメに仕事を一生懸命して趣味は読書と風景写真。あと銭湯と居酒屋とスナック。毎日東京スカイツリー見ながら生活出来る素敵な毎日楽しい🎶仕事の後輩のデート代貸してあげたり家出してきた姪っ子の面倒もみてあげたり。役所広司さんだから似合ってたのかもしれませんあの優しそうな表情。すばらしき世界の映画の役所広司さんも
素敵で良かったです。