P.N.「bogi」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-30
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
平山! 海外の作家はとても小津が好き。
トイレ、コーヒー、カセット、酎ハイ、の繰り返しが毎日続くが、それこそが愛おしく、時折り女性も気になる普通の男の普通の日々。もう一人の主役「朝日」に思わず顔が歪む。
あのラストは役所に賞を取らせるが如き見事な表情。
ぱーふぇくとでいず
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平山! 海外の作家はとても小津が好き。
トイレ、コーヒー、カセット、酎ハイ、の繰り返しが毎日続くが、それこそが愛おしく、時折り女性も気になる普通の男の普通の日々。もう一人の主役「朝日」に思わず顔が歪む。
あのラストは役所に賞を取らせるが如き見事な表情。
音楽がたまらなくいいです。ここぞっていう時に流れて物語の厚みを増幅させます。平山さんの今の気持ちはどんなふうなのかと想像したりしました。
最初は退屈な映画かもと思ってたのに、この映画を観ることができて私はとても幸せだとしみじみ思いました。平山さんはこざっぱりとしたお家に住んでいて、部屋には読み終えたたくさんの本、古いカセットテープやかわいい植木と好きなものに囲まれた毎日がとても充実しているように見えました。本当の幸せを見たような映画です。
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平山さんは家の鍵を締めない。盗られるもんなんかないよ、ということか。毎朝コーヒーを買う自販機、平山さんしか使ってない気がするから撤去しないでほしい。ガス欠したけどJAFはちゃんと来てくれた?いつも腕時計はしない平山さん。今日はつけたけどどうしたの?洗濯物の上がりかと思ったけどパンフレット読んだらママに格好つけてたってことか。タカシに会いに行ったのかな?更地になってたけどなんでだろ。平山さんはきっとイイトコの出なんだね。本当は昔はこんなに無口じゃなかったんじないかな。何があったんだろ?色々あったんだね。でも平山さん、あなたはとても幸せそうです。
トイレ清掃員の何気ない日常を描いた作品。
本年度ベスト級。
楽しみにしていた作品だったけど、自分にはあまり刺さらなかった感じ。
だけど清掃員の平山を演じた役所広司さんの演技には引き込まれた。
起床→木々の水やり→支度→缶コーヒー購入→トイレ清掃→飲み屋で一杯→銭湯→読書→就寝。
こんな繰り返しの中でも毎日違った出来事が訪れる感じ。
平山が就寝した後、モノクロの意味不明な映像は平山が見ている夢なのか?
その夢の意味がよく解らない(笑)
東京の美しい景色と洒落た洋楽が印象に残る。
驚いたのは公衆トイレが美しい(笑)
今の公衆トイレって凄いな!
ぶっちゃけ退屈な感じでお尻が痛くなる(笑)
睡魔も襲って来たけど何とか鑑賞。
あまり刺さる内容では無かったけど役所広司さんの演技には大満足。
平山が出掛ける時、家の鍵をしないのが気になりました( ´∀`)
トイレの神様は最高神
トイレの神様と言う歌がヒットしましたが、すべての面で最高の神がいるのですから。
ナショナルの松下幸之助氏、阪急・宝塚歌劇の小林一三氏などは、清掃、トイレの掃除を大切にしたと言うエピソードがあります。
松下幸之助氏が亡くなると輝きを失ったツインタワー、掃除を手を抜く阪急、なんだか今の迷走の一因が垣間見えます。
トイレの掃除は、下座の行と言う、仏教でも大切にする心掛け。
トイレでの行いには、人間の気づかない無意識の様相が現れるので、自らの気づかない気づきを得られる。
トイレの掃除をアピールして炎上した議員さんもいましたが、あくまで、己の気づきの為。
トイレの掃除をすると最高神がいると言われるくらい慈悲の心が湧いて来るのは、作品の主人公が、皆を慈悲の心で癒し、この世界の人々への慈悲の涙を流す姿に現れます。
あなただけが出会えるバーフェクトな瞬間、光と影の織り成す世界は、トイレ掃除の様な下々な行いを無視しては見えてこない。
平山さんみたいな生き方も素敵だなって思ういい映画でした。朝出勤する時販売機で買う缶珈琲決められた自分のルーティン一日一日を大事にし寡黙でマジメに仕事を一生懸命して趣味は読書と風景写真。あと銭湯と居酒屋とスナック。毎日東京スカイツリー見ながら生活出来る素敵な毎日楽しい🎶仕事の後輩のデート代貸してあげたり家出してきた姪っ子の面倒もみてあげたり。役所広司さんだから似合ってたのかもしれませんあの優しそうな表情。すばらしき世界の映画の役所広司さんも
素敵で良かったです。