窓 MADO(2022) 作品情報

まど

窓 MADO(2022)のイメージ画像1

郊外のすずめ野団地で静かに暮らす江井家は、英夫、英子、1人娘の英美の3人家族である。英夫は、英美が2016年2月から、階下に住む備井家の部屋から来るタバコの煙害に苦しめられていることを問題視していた。備井家は、美井夫、美井子、そして長女の美井美と、江井家と同じく3人家族である。英美は歌を歌うことが好きで、よくベランダで歌っているのだが、タバコの煙のせいでベランダに出ることができなくなり、歌えなくなってしまう。英美の体調は日に日に悪化していき、英夫はトラブルを克明に記録するために日記をつけ始める。そんななか、英美が化学物質過敏症の疑いがあることを知った英夫は、医師から診断書を発行してもらう。これを機に、2つの家族の裁判闘争が本格的に始まるのであった……。

「窓 MADO(2022)」の解説

化学物質過敏症の原因を巡り、同じ団地の2つの家族が裁判で争った実話に基づくドラマ。郊外の団地で暮らす江井家の1人娘、英美はよくベランダで歌っていたが、階下の備井家から来るタバコの煙のせいで体調を崩す。一方、父・英夫は日記にトラブルを記録し始める。出演は、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」の西村まさ彦、「恋恋豆花」の大島葉子、「MIRRORLIAR FILMS Season3」二宮芽生。監督・脚本は、本作が長編映画監督デビュー作となる麻王。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2022年12月16日
キャスト 監督麻王
出演西村まさ彦 大島葉子 二宮芽生 慈五郎 MEGUMI 小林涼子 小川美潮 細井学 荻野みかん 関口アナン 山本純嗣 大熊一弘 モロ師岡
配給 towaie
制作国 日本(2022)
上映時間 82分

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「秋吉」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-19

池袋HUMAXシネマズにて鑑賞。
地味な団地から始まる2家族の狭い話で、冒頭から不穏な空気だがとにかくずっと音楽が美しい、そのアンバランスさが奇妙な心地へと誘われる。

気が重くなるような話だが、映像が美しく音楽にもどこか軽やかな美しさがあり、暗く沈んだ感じにはならない。この独特の味わいは他の作品であまり感じたことがなく面白い。

西村まさ彦の演技が圧巻、普通の人間が板挟みになり愛情と狂気の渦に飲まれていく様を演じる。どちらが良くてどちらが悪いか、良い悪いの二元論で語れる単純な話ではないのだろう。自分の身にある日突然起きたことと思えば答えは見つからない。西村のようにそれでも生き続けるしかないかもしれない。思い込むことへの警鐘を感じ取れもしつつ、その思いの檻の中で生きていかねばならない覚悟と哀愁に胸を打たれる。

最後の曲がとても良く、妙な余韻に浸りながら帰ることができた。音楽は断絶を埋め人を繋ぐだろう。

最終更新日:2024-05-05 02:00:13

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