仕掛人・藤枝梅安 作品情報

しかけにんふじえだばいあん

仕掛人・藤枝梅安のイメージ画像1

品川台町の藤枝梅安(豊川悦司)にはふたつの顔があった。腕の良い鍼医者の表の顔と、“蔓(つる)”と呼ばれる裏稼業の元締から金をもらって、生かしておいては為にならない奴らを闇に葬る冷酷な“仕掛人”の裏の顔だ。ある晩、仕掛の後、仕掛人でもある楊枝作りの職人・彦次郎(片岡愛之助)の家に泊った梅安は、帰り道、浪人・石川友五郎(早乙女太一)が刺客を斬り捨てる場面を目撃する。刺客が死んだことを確かめ、医者が出る幕ではないと悠然と立ち去る梅安を、浪人はにらみつけていた。その後、梅安は蔓である羽沢の嘉兵衛(柳葉敏郎)から料理屋・万七の内儀おみの(天海祐希)の仕掛を依頼される。三年前、万七の前の女房おしずを仕掛けたのは他ならぬ梅安だった。梅安は、深い仲になった万七の女中おもん(菅野美穂)から、店の内情を聞き出す。おみのが内儀になってから、古参の奉公人たちが次々と去っていき、店の評判は落ちているのに儲けだけはあるという。おみのは店に見栄えのいい娘を女中として雇い入れ、客をとらせているというのだ。殺しの起り(依頼人)の身元を探るのは、仕掛人の掟に反することだが、梅安は三年前のいきさつを知りたいと思い始める。そして、初めておみのの顔を見た梅安は息を呑む。それは梅安に暗い身の上を思い出させる対面だった。

「仕掛人・藤枝梅安」の解説

池波正太郎の時代小説『鬼平犯科帳』『剣客商売』とともに人気の高いシリーズを映画化する第一弾。人の命を救う「鍼医」と人を殺める「仕掛人」という二つの顔をもつダークヒーロー・藤枝梅安が、江戸ノアールの世界で活躍する。清濁あわせのむ矛盾した存在・梅安を演じるのは、「必死剣 鳥刺し」「ミッドウェイ」の豊川悦司。相棒の彦次郎を片岡愛之助が演じる。同じく池波原作である「雨の首ふり坂」の大森寿美男が脚本を書き、河毛俊作が監督。一作目は天海祐希、柳葉敏郎らが出演。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2023年2月3日
キャスト 監督河毛俊作
原作池波正太郎
出演豊川悦司 片岡愛之助 菅野美穂 小野了 高畑淳子 小林薫 早乙女太一 柳葉敏郎 天海祐希 中村ゆり 石丸謙二郎 鷲尾真知子 でんでん 朝倉ふゆな 板尾創路 井上小百合 若林豪 田山涼成 吉田美佳子 大鷹明良 六角精児 趙タミ和 田中奏生 凛美 田中乃愛
配給 イオンエンターテイメント
制作国 日本(2023)
上映時間 134分
公式サイト https://baian-movie.com/

(C)「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:4.7点★★★★☆、10件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-04-12

私は池波正太郎さんの大ファンだ。鬼平犯科帳、剣客商売、仕掛人・藤枝梅安などの人気シリーズを相次いで発表されて、社会の清濁をあわせのむ独自の時代劇ヒーローを生み出された。だからこの映画を観たのだ。これは何よりも面白くて、決して飽きさせないと思った。素晴らしい世界が展開されている。一見の価値がある作品だ。

最終更新日:2023-09-07 16:00:01

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