まくをおろすな! 作品情報
まくをおろすな
五代将軍徳川綱吉の時代。新吉原の茜楼で、遊女と若者が心中を起こす。慌てる楼主の前に現れたのは、ブン太こと紀伊国屋文左衛門(越岡裕貴)。素早くその後始末を行うが、実は2人は死んだふりをしていただけだった。ブン太は心中コーディネーターを名乗り、心中希望のカップルにひと芝居打たせていたのである。詐欺師まがいではあるが「人生の幕は自分でおろすな」をコンセプトにした人助け。その台本を書いているのは、相棒のモン太こと近松門左衛門(工藤美桜)であった。自分が書いた芝居で心中ブームが起こってしまい、追われるように大阪から江戸へやって来たのである。溜まり場のどっぐかふぇ“いずもや”で、芸人・犬屋敷郎府(室龍太)らと交流を深めていくブン太とモン太。そんなある日、アルバイトに来たヤスベーこと堀部安兵衛(寺西拓人)が赤穂浪士で、吉良上野介義央(岸谷五朗)への仇討ちを目論んでいることを知る。赤穂藩主・浅野内匠頭(清水順二)が江戸城で吉良への刃傷沙汰を起こし切腹を命じられ、お家取り潰しになったことは世間でも話題になっていた。筆頭家老・大石内蔵助(田中精)は止めるが、寺坂吉右衛門(高田翔)をはじめ、仇討ちの気運は高まるばかり。やがて赤穂浪士たちが江戸に集結するが、ブン太とモン太は心中と同じく芝居を打ち、誰の命も落とさせずに仇討ちを成功させようと一計を案じる。そして討ち入り当日。計画通りにことは進み、ブン太とモン太の大仕事は終了。だが安心したのも束の間、赤穂浪士は謀反人とされ追われる身になってしまう。この討ち入りの裏には、10年前に南町奉行の大岡越前守忠相(原嘉孝)と諸国を巡って情報収集をしていた松尾芭蕉(竹中直人)が戦った反乱軍による企みがあった。ブン太とモン太が大きな陰謀の渦に巻き込まれていくなか、思いもしなかったブン太の秘密が明らかになり……。
「まくをおろすな!」の解説
演劇ユニット30-DELUXによる舞台を原案に、同劇団の主宰・清水順二が映画化。詐欺師稼業に勤しむブン太こと紀伊国屋文左衛門。心中ブームで大阪を追い出されたモン太こと近松門左衛門とバディを組み、誰も死なない赤穂浪士の討ち入りをプロデュースすることに。出演は4人組ユニット“ふぉ~ゆ~”の越岡裕貴、『魔進戦隊キラメイジャー』の工藤美桜。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2023年1月20日 |
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キャスト |
監督:清水順二
出演:越岡裕貴 工藤美桜 寺西拓人 原嘉孝 高田翔 室龍太 竹中直人 岸谷五朗 緒月遠麻 坂元健児 田中精 椙本滋 清水順二 関智一 ちゅうえい 阿部祐二 高柳明音 沖野晃司 井田玲音名 田辺美月 LiLiCo 我善導 藤澤アニキ 古旗宏治 いっとん 近藤直央 市川恭之介 竹内叶人 猿渡陽斗 原田百嘉 |
配給 | ショウゲート |
制作国 | 日本(2023) |
上映時間 | 113分 |
公式サイト | https://www.makuoro.com/ |
(C)「まくをおろすな!」製作委員会
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