夜、鳥たちが啼く 作品情報

よるとりたちがなく

若くして小説家デビューするも、その後は鳴かず飛ばず、同棲中だった恋人にも去られ、鬱屈とした日々を送る慎一(山田裕貴)。そんな彼のもとに、友人の元妻、裕子(松本まりか)が、幼い息子アキラを連れて引っ越してくる。慎一が恋人と暮らしていた一軒家を、離婚して行き場を失った2人に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きするという、いびつな「半同居」生活。自分自身への苛立ちから身勝手に他者を傷つけてきた慎一は、そんな自らの無様な姿を、夜ごと終わりのない物語へと綴ってゆく。書いては止まり、原稿を破り捨て、また書き始める。それはまるで自傷行為のようでもあった。一方の裕子はアキラが眠りにつくと、行きずりの出会いを求めて夜の街へと出かけてゆく。親として人として強くあらねばという思いと、埋めがたい孤独との間でバランスを保とうと彼女もまた苦しんでいた。そして、父親に去られ深く傷ついたアキラは唯一母親以外の身近な存在となった慎一を慕い始める。慎一と裕子はお互い深入りしないよう距離を保ちながら、3 人で過ごす表面的には穏やかな日々を重ねてゆく。だが 2人とも、未だ前に進む一歩を踏み出せずにいた。そして、ある夜……。

「夜、鳥たちが啼く」の解説

『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』の作家・佐藤泰志が、郷里の函館ではなく関東近郊を舞台に描いた同名の短篇小説を映画化。人生を諦めかけた小説家と愛を諦めかけたシングルマザーの二人が夏の終わりに始めた「半同居」生活。壊れかけていた二人は、やがて互いの傷を癒すように強く求め合い、一筋の人生の光を見つけようとする。先の二作の映画化脚本を手掛けた高田亮が、「愛なのに」「ビリ―バーズ」の鬼才・城定秀夫監督とタッグを組んだ。内に秘めた破壊衝動と葛藤する売れない小説家の主人公・慎一を演じるのは「余命10年」「耳をすばせば」の実力派俳優・山田裕貴。離婚を機に、息子とともに慎一のもとに身を寄せるヒロイン・裕子を「ぜんぶ、ボクのせい」の松本まりかが演じた。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2022年12月9日
キャスト 監督城定秀夫
原作佐藤泰志
出演山田裕貴 松本まりか 森優理斗 中村ゆりか カトウシンスケ 藤田朋子 宇野祥平 吉田浩太 縄田カノン 加治将樹
配給 クロックワークス
制作国 日本(2022)
年齢制限 R-15
上映時間 115分

(C)2022 クロックワークス

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、3件の投稿があります。

P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2022-12-12

胸糞悪い男女でも幸せっぽくなれるみたいな作品。
本年度ベスト級。

唯一の前情報のオフィシャルのあらすじ通りのストーリー。
それ以上でも以下でも無かった感じ(笑)

同棲中の彼女に逃げられた小説で一発当てたものの二作目が書けず苦悩する慎一。
子連れのバツイチで住むところが無くなり慎一の家を借りて暮らす裕子。

この二人が胸糞なんだけど、胸糞同士のラブストーリーって感じ。
裕子の一人息子のポイントが高目。
正に「子は鎹」的な存在。

慎一と裕子の意外な繋がりにビックリ。
実際にあり得そうな関係。
本作で一番驚いたシーンって感じ。

意外と子供好きの慎一が印象的。
海岸で子供と遊ぶ姿は本当の親子の様。
旦那に捨てられた裕子。
夜な夜な男と遊ぶんだけど、あるシーンで「今日はまだ誰ともヤッテ無い」のセリフがムカつく(笑)

タイトルの意味は不明。
多分、慎一と裕子の夜の行動を表していると自分的に理解。
その時のラブシーンは流石の本作の監督の映し方が絶妙って感じ。
お見事です。

「だるまさんが転んだ」で笑えたのは初めてかも( ´∀`)

最終更新日:2024-04-01 16:00:02

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