手紙と線路と小さな奇跡 作品情報

てがみとせんろとちいさなきせき

韓国慶尚北道(キョンサンプクド)奉化郡(ポンファグン)にある山間の村。そこには整備された道路がなく、行き来できる道は線路しかないが、肝心の駅がない。最寄り駅の承富(スンプ)駅までは、トンネル3つ、川にかかる鉄橋3つを越えねばならない危険と隣り合わせだ。客車が通るときは時刻表で予測できるが、貨物列車はいつ通るか皆目わからない。大統領府に 54 通目の手紙を送ったジュンギョン(パク・ジョンミン)の夢はただ一つ、村に駅を作ること。嶺東(ヨンドン)線は赤字なので新しい駅なんてとんでもないという機関士の父テユン(イ・ソンミン)の反対にもめげず、姉ボギョン(イ・スギョン)と村に残り、高校まで往復5時間の通学路をゆく毎日。そんなジュンギョンは天才的な数学の才能をもち、教師から一目置かれていた。彼の非凡さを一目で見抜いたクラスメイト、自称「女神(ミューズ)」のラヒ(イム・ユナ)は、彼の将来と駅開設のために全面的な応援を買って出る。説得力のある手紙を書くための正書法の講義、テレビに出て有名になるための「高校生クイズ」1 位の大統領賞獲得に向けた数学大会の受験まで、駅の実現に向けた彼らのひたむきな努力は続くのだが……。

「手紙と線路と小さな奇跡」の解説

韓国の東部に位置する国内初の私設駅・両元(ヤンウォン)駅が1988年4月1日、大統領府への住民たちの請願の末に、彼らの手によって駅舎を建立し、開業した実話をモチーフに、一人の少年の夢への挫折と希望、人と人との絆をあたたかく描いた笑いと感動の物語。監督は「Be With You ~いま、会いにゆきます」のイ・ジャンフン。住民たちが線路を歩いている危険を打開するため大統領府に手紙を送り続ける高校生ジュンギョンに扮するのは、「ただ悪より救いたまえ」で2021年・青龍映画賞の助演男優賞を受賞したパク・ジョンミン。彼の天才的な数学の才能と一途な性格に惹かれ、全面的に応援するクラスメイトのラヒ役に「少女時代」のメンバーであり、「EXIT イグジット」など女優活動が続くイム・ユナ。ジュンギョンの父親で規律を重んじる機関士のテユン役を「KCIA 南山の部長たち」のベテラン俳優イ・ソンミンが演じている。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2022年4月29日
キャスト 監督イ・ジャンフン
出演パク・ジョンミン イ・ソンミン イム・ユナ イ・スギョン チョン・ムンソン
配給 クロックワークス
制作国 韓国(2021)
年齢制限 PG-12
上映時間 117分

(C) 2021 LOTTE ENTERTAINMENT & BLOSSOM PICTURES CO., LTD. All Rights Reserved.

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-05-02

号泣映画と期待してたけどそれ程でも無かった。
出だしはラブコメみたいな雰囲気で進むんだけど、途中から兄弟愛や親子愛のシーンがてんこ盛りで感動するストーリー。

道路が無く、線路を歩いて学校や隣町に行くしかない村でのストーリー。
町に行くには幾つもの鉄橋やトンネルを通らなければならない状況。
電車に跳ねられ亡くなる人もいる中、学生のジュンギョンが大統領に駅を作って欲しいと幾つもの手紙を送る展開。

数学はメッチャ得意なのに国語が苦手なジュンギョンに同級生のメッチャ可愛いラヒが手紙の書き方をレクチャーして少しずつ仲良くなっていく感じに胸キュン。

ジュンギョンの姉のボキャンがとても優しいんだけど彼女の存在にビックリ。

父親の機関士のテユンが辛い。
ある事を隠し続けるテユンが悲しすぎた。

終わってみればファンタジー色が濃い目の作品で心が洗われた感じ。

実際に作られた駅が存在するそうで、いつか行ったみたいです( ´∀`)

最終更新日:2023-01-10 12:44:48

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