ミュジコフィリア 作品情報
みゅじこふぃりあ
京都の芸術大学に入学した漆原朔は、強引に現代音楽研究会に引き込まれる。するとそこには、朔が音楽を遠ざけるきっかけとなった異母兄・貴志野大成と、朔が憧れる大成の恋人・小夜がいた。朔は著名な作曲家の父と若手天才作曲家として将来を期待される異母兄・大成へのコンプレックスから、音楽から遠ざかっていた。そんな大成と、大成を一途に思う小夜との間で、朔は苦悩。朔は子供の頃から物の形や色が音として頭の中で鳴っており、それらを現代音楽を通して表現できることを知るように。そして朔と同じように自然の音を理解するピアノ科生の浪花凪が現れ、朔の才能が開花していく。
「ミュジコフィリア」の解説
音楽を主題にし、第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作となったさそうあきらによる漫画を、「砕け散るところを見せてあげる」の井之脇海主演で映画化した青春群像劇。物の形や色が音として聴こえる朔は、現代音楽を通じその音を表現できることを知る。監督は、「時をかける少女」(2010)や「父のこころ」などを手がけてきた谷口正晃。劇作家・チャップリン研究家で「葬式の名人」などの映画作品にも参加する大野裕之が、脚本・プロデューサーを務める。作曲家の父や将来を嘱望される異母兄にコンプレックスを抱き音楽を遠ざけていた漆原朔を井之脇海が、ヒロインの浪花凪を「みをつくし料理帖」の松本穂香が、朔の異母兄・貴志野大成をミュージカル俳優の山崎育三郎が演じる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2021年11月19日 |
---|---|
キャスト |
監督:尾崎隆晴
原作:さそうあきら 出演:井之脇海 松本穂香 山崎育三郎 川添野愛 阿部進之介 縄田カノン 多井一晃 喜多乃愛 中島ボイル 佐藤都輝子 石丸幹二 辰巳琢郎 茂山逸平 大塚まさじ 杉本彩 きたやまおさむ 栗塚旭 濱田マリ 神野三鈴 |
配給 | アーク・フィルムズ |
制作国 | 日本(2021) |
上映時間 | 113分 |
(C)2021 musicophilia film partners (C)さそうあきら/双葉社
ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、2件の投稿があります。
P.N.「ほっこり、ゆるいみーじ軽る!?」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-12-03
キャステング、脚本、構成などバランスがとれ、作品自体が、自然なミュージカル仕立て。
海外のミュージカルより、より自然、より軽やか、よりゆるい感じ。
マイケル・ジャクソンが、日本でインスピレーションを得たように、昔の芸能ニュースみたい。
ミージックビデオみたいであるが、ホント、作品自体、流れるような展開で、ほっこり癒やされる作品。
京都の日常と登場人物、あらゆるすべてが調和した、新しい、ミュージカルの形を子さしたような作品です。