P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-09-02
グレタ・カーウイグ監督のジェンダー視点は本篇を一際,興味深い味わいに。オールコット原作も読みたい
すとーりーおぶまいらいふわたしのわかくさものがたり
総合評価4.58点、「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
グレタ・カーウイグ監督のジェンダー視点は本篇を一際,興味深い味わいに。オールコット原作も読みたい
✒️本篇と同じ原作の映画〈若草物語〉1994ジリアン・アームストロング監督版をテレビ視聴…,撮影,castingも見事で女流作家自身の本が出来上がる幸福の瞬間までの家族の恋愛青春物語が愛情深く刻まれて👩👩👧👧
北欧舞台の映画〈ミッドサマー〉を観た後だったので画家を目指すフローレンス・ピューに牽かれた。またヒロインがルイ・ガレルと出逢い別離する前半のシーンが一際,印象的だった。オールコットの原作はジョージ・キューカー監督初め幾度と無くリメイクされたが,一冊の書物が出来上がる物語にも為り,他のreviewにも在る喪失と再生のストーリーと為った。本好みのF・トリュフォー監督〈恋愛日記〉も思い出す
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観て良かった。
心が豊かになりました。
じわっとくる瞬間が何度もありました。
49年に映画化されたエリザベステイラーがエイミー役をやっていた
作品を何度も何度も観ていて
それと重なるシーンも多く涙しました。だけど現在と過去が忙しなく入れ替わるので、少し抒情さに欠けましたが、よくできています。
あの時代、ジョーのような女性は
生きづらかっただろうなと思いますが家族の温かさに助けられて、
自分の人生を生きられたのだと思います。伯母様のするどい、的を得た言葉はストーリーにスパイスを与えていて、さすがメリル・ストリープ、圧倒的な存在感でした。
「女性は心だけではなくて
知性も、野心も、才能もある、
結婚だけが女性の幸せとは
思わない」という
ジョーの言葉は刺さりました。
またどんなに好きでも結婚向きではない、夫婦になれない恋愛関係をジョーとローリーがよくあらわしていました。
これからも、何年経っても
若草物語は見続けていきたいです。また前の映画観たくなったので観ます(^^)
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【ストーリー展開と登場人物のキャラクター
について】
主人公であるジョーが自作の本を編集者に売り込むシーンからスタートする。
そこから4姉妹の性格や特技の特徴を描きつつ、過去と現在行き来しながらストーリーは展開していく。
メグはみんなに愛されるキャラクターでありながらも真面目な性格であるという印象を受ける。ジョーは自分の好きな物書きや演劇の脚本作成に邁進し我が道を行くタイプである。
ベンはセリフが少なくピアノを演奏するシーンが多い分、特徴を掴みにくい登場人物ではあるが、例えばジョーとエイミーが
衝突した後にはそっとエイミーに寄り添うなど姉妹にとって欠かせない存在であることがうかがえる。エイミーも主張の強いキャラクターであるが、ジョーとは事あるごとに対立し、ローレンスを巡ってもバチバチの関係である。
時間でいえば過去の回想シーンが多めに描かれている。
公開初日に見てきました(レビューが今頃ですみません)。若草物語自体の記憶が曖昧で、かつスクリーンで最初は4人の役者の見分けがつかず、導入で苦労しました。でも見終わる頃は「耐えて見てよかった」「丁寧で良くできた映画だった」と思えます。そして衣装はさすが素晴らしかったです! …・回想が頻繁に混じるので、物語に不安のある人はおさらいしたほうが楽しめます。
良い意味で、原作と違っていた。原作は、少女時代を書いた部分までの完成度が高く、それ以降は、好みが分かれる所があった。特に、日本では、この映画の後日談に当たる部分を、「ナンとジョー先生」としてテレビアニメにしていたから、「知っている状態」で見に行く人も少なくない。
それで先の展開が楽しく、ヒロイン達の人生に引き込む構成が良かった。原作でどうしても合点が行かず、結局少女時代しか読み返さない、と言う人も、、これなら自然に納得できると思う。
ただ、エイミーの年齢が上がった(多分)ように見えるため、エピソードに微妙な部分が出てきたかと。
四姉妹の幸せな少女時代がずっと続けばいいのに…ジョーの願いは時が流れ少しずつ崩れていきます。大切な家族を失っていく悲しみ、喪失感。そこから生まれた物語が、また新しい家族の物語を紡ぎ出しました。原作に忠実でありながら、「喪失と再生」を強く感じさせるみずみずしい作品でした。
それぞれの姉妹が原作どおりに描かれていて、風景、衣装もうっとりするほど素晴らしくすがすがしい気持ちになりました。
幸せな気持ちになれる映画です。
素晴らしかった。
実力派揃いで見応えがありました。
帰り道、まだ感動の余韻にひたってます。
この映画は本当に画像、音楽、風景、とても素敵でよかったです。ストーリーがわかっていても充分楽しめました。
古き良き時代、を、思い出させる素敵な映画です。
若草物語は何度も原作を読んだ。そしてこの映画を観た時にあまりにも美しい物語だと思った。