P.N.「MAKKO」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-11-18
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
放っておけない作品。
怖くて仕方ないのに、だからこそ観に行きました。
暗い映画ではありません。ひとつひとつに意味があり、どれも真剣。ラストはアートフル! コメディでもあります。
デニーロが出てますが、監督の意図なのか、《タクシードライバー》の場面が度々重なりました。
もう一度観たいかな。
じょーかー
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放っておけない作品。
怖くて仕方ないのに、だからこそ観に行きました。
暗い映画ではありません。ひとつひとつに意味があり、どれも真剣。ラストはアートフル! コメディでもあります。
デニーロが出てますが、監督の意図なのか、《タクシードライバー》の場面が度々重なりました。
もう一度観たいかな。
ジョーカーは2回観た 最初は通常上映で 2回目は梅田ブルク7でのドルビー上映で観た ちょっと4Dみたいな処有ったけどそれは其れで楽しく観れた
作品に関してはホアキンは良い芝居してる! この作品でジョーカー・ホアキンでまた映画撮る可能性在るのかな?又観に行くかもしれない
ストーリーやバイオレンスはともかく細かい描写に驚かさせた。ニューヨークがモデルであると考えられ、地下鉄のシーンでも白人エリートサラリーマンがアジア系血を含むの女性にお菓子を投げて嫌がらせをするシーンで助けを求めるためにジョーカーをチラ見など、(男性は女性を助ける風習がある。)あれがアジア系の女性だから嫌がらせを受けたなどはリアリスティックだった。
また最初のシーンの多分ハーレムの子供達による暴行は、実際によく海外ではある。
街並みや階段などシーンが綺麗だ。
表現を見る分には素晴らしい映画だと思う。
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助けのない地獄を何度も見てそれでも人に好かれたかった。
そんな経験をした人は本当に共感できるんじゃないかな
悪は他人の一部分の積み重ねが膨らんで出来ていく。
辛い時の突破口なんて思いつかない。
途中からはファンタジーを観てるようなふわふわした気持ちになりました。
最後の音楽がとても懐かしく楽しい曲なのも良かった。
「バットマン」に登場する悪役ジョーカー誕生秘話を丁寧に、しかも同情的に寄り添う内容であり、邪悪の説得力を持つ境地に至った傑作。主演のホアキン・フェニックスの精神に異常をきたす演技が、不気味さと悲哀を兼ねた複雑な表情を見せて圧倒的です。パントマイム風のダンスがそこに優雅さを加える。新自由主義経済が、かつてのアメリカンドリームを押しのけ、さらにゴミのように扱われる人間の怒りが、時代と社会を写す鏡になるのか。また、目を覆うばかりの残酷な殺害場面が続くが、動機の細微な表現は確かになされている。キャメラワークでは階段の使い方が見事であった。通常の階段を上る明(正)と降りる暗(負)のイメージを真逆の象徴で統一している。それは、主人公が置かれている状況、辿るしかない方向を暗示しています。地下鉄で三人目の被害者が階段を上がるところで撃たれるのも対比になっている。階段の最上部に二人の警察官が映るところなど、ドイツ表現主義の継承が窺われる。途中まで「キング罪の王」との類似を思ったが、後半は主人公が謎のウイルスの如く社会に蔓延し、人に取り付く病原体のような恐怖を感じました。
エネルギーをとても感じた映画。
もともと教訓じみた映画は好きではないので、こういった人間の狂気、心の奥底の悪とか描いたものが好き。
ずっと前に観たコッポラの「地獄の黙示録」を観た時に感じた、怖さと迫力を感じた。
主演のホアキン・フェニックスが素晴らしかった。
見る前からハードル上げすぎたせいか思った程に残酷ではなかったかな。
アメコミ的な感じは全くないヒューマンドラマでした。
不器用だけど優しい愛すべき人でした。
2回観ました。初回の感想はただただ重苦しかったです。見なきゃ良かったかな、と。
でもしばらくしてもう一度見てみたくなり見に行きました。
1度目では把握できていなかった内容や伏線など分かってきて集中して見られました。
もし福祉がストップされなかったらアーサーは「ハッピー」のままでいられたのではと思いました、あの薬を飲み続けていれば。
悪をヒーローにしたこの映画が公開されているのはすごいなと思いました。
とにかく暗い映画です。他サイトで評判が良かったので観に行きましたが、他の作品にすれば良かった…
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作品の素晴らしさは理解できてた。でもあまりにも個人的にダークナイトが好きすぎて、中盤までジョーカーとブルースが腹違いの義兄弟?と思わされた時、どうしてもダークナイトでの死闘が義兄弟によるもので、決して交わる事のない互いの信念があまりにも悲しすぎると勝手に関連付けてしまった。別作品なのはもちろんわかっていたが、、ヒースが偉大すぎた。素直に単品映画として観れなかった。
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普段ほとんど映画を見ない者です。
前評判が良さそうだったので、ひさしぶりに映画館を訪れました。
見終わった感想は、うーん全てが中途半端な感じ。
主人公が、自分に気に食わない人を殺していくだけの、浅薄なストーリー。(深みがない)
また、個人的な不満が暴動につながるさまは、いまの平均的な日本人には共感しづらいでしょうね。
哀しみから哀しみにつながるストーリーであると腹をくくって鑑賞しましたが、とにかく主演ホアキンの演技力が圧巻でした。意味のないバイオレンスやシラけるシーンも一切なく、監督の力量にも感動です。登場人物が少なく物語も追いやすかった。沁み入る作品でした。
映画観ました。
心優しい主人公アーサーが冷たい社会によって徐々に壊れていく様子が悲しかった。
映画を観終わった直後はネガティブな気持ちになりましたが、考察・解説サイトを後ほど拝見させていただいたら、あのシーンはそういうことだったのか!とワクワクが止まらなくなりました。
とにかく1秒1秒に無駄がなく、退屈に感じる時間がなかった、いや退屈にさせてくれなかった。
とんでもないものを観せられたという「圧巻」の衝撃。
ジョーカーと言う架空の人物を
現存しそうに構築して行く様は、流石だ。
ピエロの喜劇が、悲劇から生まれ、人間の悲しい性の矛盾から、やがて、喜劇となる。
それなりの理由から悪に手を染めるが、正義を声だかに叫ぶ人間も、正義を盾に、悪を実行する。
ジョーカーも、悪いが、相手も数々の悪意ある行動を積み重ねて来ている。
ジョーカーを描くことで、バットマンの誕生も立体的に浮かび上がってくるが、善悪とは、そもそも表裏一体。
悪者のジョーカーにも、ヒーローのバットマンにも、矛盾があり、決して、愛ではない。
要するに、お互い様。
その気付きがあれば、共存する世界に変わるだろうが、ジョーカーも、バットマンも、誰かが悪いと悪循環を続けて行く。
ジョーカーに光が当たることで、人間の善悪に対する矛盾が浮き彫りになり、善悪を見直す機会となる。
道化師は、新たなジョーカーと言う観念の仮面を被るが、真実の愛からは遠ざかり、決して、苦しみは終わらない。
又、バットマンも善人の観念の仮面を被る。
両者が、観念の仮面を外した時、平和は、訪れるだろう。
映画を観るということ。
本を読むと言うこと。
1人ひとり 解釈も違えば、好みも分かれる。
ただ この映画はあなたの中に、長らく残る何かを植え付ける。
どれだけ時代が変わっても、人類は同じ事を繰り返す。
何かのきっかけが有れば、誰にでも起こりうる事。
この映画を観てそう思わない人は、幸せな人なんだろう。
ホアキンの演技が圧巻です。カットやカラーが素晴らしく、映像だけでも見逃せない、印象に残るシーンが沢山ありました。
狂気の世界を、映画で観るに値する作品にした演出・脚本・俳優の熱量が凄かった。真っ当に生きる人間なら、この作品の映画としての娯楽性を十分理解し、楽しめます。
『時計仕掛けのオレンジ』のような心のざらつき。
よく出来ている。
バットマンの原作者は半世紀の後にかくも多様な展開を見せるとは思わなかっただろう。
非常に考えさせられる映画。今の日本でも繰り返される虐待を根底に底辺に生きる人を描く。精神異常もあり、賛否はあって当然。それを映画にしここまで魅せる、観せるのは凄い。役者の鑑。お腹いっぱいになる、秀作でした。
あの極闘から数年。こんな弱い悪が巨悪に変わるなんて。目をふさぎたくなるシーンの連続。刮目せよ❗本物に触れるために。