P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-11-06
リベラリズム関連の現代思想の本を読んで居たら大統領選でのトランプ現象等をスター・ウォーズのエピソードとかダークヒーローの本篇に擬えたものが在って興味深く
じょーかー
総合評価4.31点、「ジョーカー(2019)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
リベラリズム関連の現代思想の本を読んで居たら大統領選でのトランプ現象等をスター・ウォーズのエピソードとかダークヒーローの本篇に擬えたものが在って興味深く
🍋ヴィム・ヴェンダース監督の邦画パーフェクト・デイズを視聴して,TTTのトイレ美観プロジェクトの反面,再開発中の渋谷のダークサイドを辿ると案外本篇の様な物語が秘められて居るのかも知れない。梶井基次郎の小説・檸檬で洋書の丸善,檸檬1個を本の上に残して行く主人公の如くに
ダークヒーロー特集ならば登場するだろう本篇のジョーカー何だなあとつくづく想う
単品で観ると面白いでしょう。バットマンシリーズで観るとなんか微妙なんです。演技は最高でした。
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不幸な生い立ちや、理解されない精神疾患、ここまでは同情の余地がある。だからといって、それだけで暴力が許されるわけがない。悪のカリスマみたいになっていく過程も薄っぺらいとしか言いようがない。ジョーカーになっていく動機づけが、かなり不充分。悪には悪の言い分があるとしても全く、こっちに伝わってこないのが残念。
震えるほど共感した。
自分自身もずっと不幸な生い立ちでこんなにも心がスカッとして晴れ晴れした気持ちになったことはない。
できることなら自分もJOKERの様になりたいと思った。
しかし、それが出来ないのが現実。
誰に何を言われようが、思われようが構わない。
人生は間違いなく不公平だ。
JOKERになれないんじゃなくて
「なるキッカケ」がまだ足りないだけなんだとそう思わされた作品だった。
NHKBSのシンフォニック特撮ヒーローズ~ゴジラからアベンジャーズまで,本篇の主題曲も取り上げられた。エンドロールで流れるフランク・シナトラの唄も。サウンドが誘うフォアキン・フェニックスの名演
アメコミファンから言わせて頂くと、この作品がジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーなどが積み上げて来た、今までのジョーカーの文脈からは相当外れていることは言うまでもありません。ジャレット・レトだって見た目は好きじゃないけど、「今までの」ジョーカーらしさを引き継いでいた。だから個人的にはがっかり度が高いです。
一つの作品としては素晴らしいと思います。
しかしこのストーリーの主人公をジョーカーにする意味があったのかといえば私の答えはノーです。
過去を悲しみで満たすという手法は使われすぎて、ノンフィクションならわかりますが、フィクションでは共感することもありません、鉄板ネタすぎてまたかよと思うだけです。
しかもジョーカーでそれをやるなよ、とすら思います。
バットマンの世界観でそういう脚本が書きたいなら、他のキャラでやってよ、と。
ホアキン・フェニックスの演技は本当に素晴らしいです。
ですが、ジョーカーにしてはあまりにも弱々しすぎます。
ヴィランとしてバットマンの対の存在になりそうにはとても見えません。ジョーカーの名前を借りただけという印象があまりにも強い作品です。
テレビと云う大衆mediaを逆手にとって劣等感,被害妄想に取り付かれた小人が,ダークヒーローの哀しき道化へと変貌を遂げる顛末の怖さよ
又英字幕版でも観るとホアキン・フェニックスの低音のハスキーvoiceとエキセントリックな高笑いの絶妙さが窺えるんだけど。トッド・フィリップス監督のinterviewでは社会を鏡の如く写実する意図は無かったとの弁だがマーチン・スコセッシ監督の名篇〈タクシー・ドライバー〉〈キング・オブ・コメディ〉のロバート・デニーロを本篇で起用しホアキンと対決させた処は何とも興味深い
🤡喜劇王チャールズ・チャップリンの無声短篇映画の〈スケート〉或いは名篇〈ライムライト〉やチャーリーの名曲「スマイル」等,哀しき道化として主人公の目指す処は大きかったが。ロードショー公開で観て来た知り合いが痛く褒めていた本篇,スター・チャンネル3の吹き替え版で視聴。声優の力量の問われる遣り甲斐の在る作品。現代社会の闇に迫る。未公開映画〈マグダラのマリア〉の基督役の磔刑のホアキン・フェニックス,〈エヴァの告白〉での娼婦斡旋ブローカー役の彼,カメレオン俳優ホアキンの映画道の醍醐味
アクションシーン無し
ただ淡々と主人公が精神崩壊していくだけ
俺も精神疾患あるから期待したけど、残念
ダークナイト見た俺からすると、正直カス映画
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R15ですが視覚的にえぐい表現はほぼないと思います。あくまでもストーリー、思想への影響を考えての規制かと。
終盤のジョーカーの蝶が羽化するかのような美しさは特筆すべきところです。心を奪われましたし爽快感もかなり有りました。
ただ「あんたにはわからんさ」と人を選ぶ映画ではあります。えぐい続編を作って欲しいです。
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精神異常者の映画みたいに見えますが、仕事もうまくいかない
お母さんの介護も大変
職場では怒られたり
でもテレビに出たい夢がある男性ですね。
道でヤンキーに蹴られたり
そう言うのは観てて不快でした。
スリラーっぽさがあった映画です。
悪は存在するが果たして全責任がそれ自体に存在するのか、また、人間の繊細さについて、最悪な社会状況下で丁寧かつ繊細に(興奮時の過度な笑い、ダンス、冷蔵庫、殺人など)で表現されてる。特に、唯一の拠り所であった母を見失った時彼がどう変化するかが見所だ。 絶対悪というものは存在しない…
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アーサーがジョーカーになるプロセスは、賛否はあるかも知れないけど、大筋ではきっと誰もが漠然と予想したものだと思う。
ヤバいのはカッコいいところ。
行くところまで行ってしまったピエロが、なぜあんなに自由でカッコ良く見えてしまうのか。
演出も素晴らしいですが「ジョーカー」が、カッコ良く見えてしまうのは、我々もまたアーサーに似て苦しんでいるからでしょう。
そして私はトイレに行きたいのに目が離せず苦しんでいたでしょう。直前にビール飲まなきゃ良かった!
正直、途中までは不幸の連続で悪に落ちるという部分に焦点が当てられている重々しいだけの作品かなと思っていましたが、最後のシーンに放ったセリフによって所々都合がよすぎる部分にも理解ができ、またより深い狂気の深淵のようなものを覗けたように感じ、面白かったです。
この映画はまずバッドマンわからないと面白くないかというと全くそんなことはなくて、ついつい主人公に感情移入してしまいました。悲しくも恐ろしいJOKERは関わる人間が作り上げていったのかもしれません。ラストは謎が多く、たくさんの考察が上がっていますが、観たあとにモヤモヤすることはないと思いますがいろいろ考えさせられます。
新しい刺激がほしい人にもオススメかもです。
JOKER依存症注意!笑
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俳優ホアキンさんの演技力が圧巻です‼︎ 引き込まれました。
この作品、スゴく考えました。他者様のレビューでも賛否両論ありますが、私には深い作品です。
ジョーカーが何故あの様になったか。生い立ちや社会のせい? あのスラム街は実際で、歴史。ストーリーの途中は、ジョーカーの妄想で、最初と最後のジョーカーが ジョーカーそのものだった⁉︎
社会から疎外されている人、それ以外の人。今の社会ってやっぱりその二分化が水面下で進んでいる。社会で生きてる我々がうっすら感じてるけど言葉にしてなかった、目を逸らしていたことがしっかり描かれていました。
最悪のケースが描かれているかもしれませんが、降りかかる数々の悲しい出来事のうちの何かが「自分も同じだ」と思わせるという、人間の生きる上で経験する悲しみにアプローチしてくる映画でした。
見終わって自問自答しました。あそこから立ち直る術はあるのか。社会の中で追い込まれている人が今もいるんじゃないか。そう思うとやるせなくて辛いです。