C.R.A.Z.Y. 作品情報

くれいじー

1960年代。保守的な家庭で、5人兄弟の4男として育ったザック。“特別な子”と呼ばれた彼は、軍で働き、音楽を愛する父と過保護気味の母、それぞれ文武に秀でた兄2人、問題だらけの次男を観察しながら幼少期を過ごす。やがて迎えた1970年代。思春期に足を踏み入れたザックは、自らのアイデンティティと父親の価値観の間でもがき始める……。

「C.R.A.Z.Y.」の解説

2021年12月に亡くなったジャン=マルク・ヴァレが2005年に監督した青春映画。1960年代。保守的な家庭で5人兄弟の4男として育ったザックは、思春期に足を踏み入れた1970年代、自らのアイデンティティと父親の価値観の間でもがき始める。デヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイド、ローリング・ストーンズ、パッツィー・クラインなど、60~70年代の名曲が全編を彩る。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2022年7月29日
キャスト 監督ジャン=マルク・ヴァレ
出演マルク=アンドレ・グロンダン ミシェル・コーテ ダニエレ・プルール ピエール=リュック・ブリアン アレックス・グラヴェル エミール・ヴァレ
配給 ファインフィルムズ
制作国 カナダ=モロッコ(2005)
年齢制限 PG-12
上映時間 129分

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「狂おしい程に今に夢中(クレージー)!!」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-08-04

クレージーの言葉遊びのようにニュアンスを広げて繰り広げられる記憶の物語である。

アカシック・レコードなるモノがあるように、人生にも、レコードがあり、それを時に、奇蹟と呼ぶ。

主人公の物語もまた、1枚のレコード盤の物語から生まれる。

ただ、レコード盤を回る人生もありだが、狂おしい人生に、突き動かす衝動に翻弄される主人公も、奇蹟に隠された真実を見出だす。

人生は、アカシック・レコードの上を歩むが、また、自ら新しい人生の物語を未来に紡ぐこともできる。

20年が経ち、今では、ほとんどすんなり時代に受け入れられるストーリー。

主人公が、終盤、武田真治さんに見えるのも新たな発見かも知れない?

アカシック・レコードを生きるのも、自分の新たな人生のレコードを刻むのも創造と言うクレージーな今に夢中になれる奇蹟と言える。

最終更新日:2023-12-30 10:28:18

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