お盆の弟 作品情報
おぼんのおとうと
不惑を控えた売れない映画監督・渡辺タカシ(渋川清彦)は、妻子と別居しており、ガンを患っていた兄マサル(光石研)を看病すると言って実家に転がり込んだ。地元の神社にお参りしたり食事の準備をしたりする日々。同じく売れないシナリオライターである悪友・藤村(岡田浩暉)がいる焼きまんじゅう屋でシナリオ作りに精を出すタカシには、映画作りが進めば妻(渡辺真起子)との関係を直せると思っている節があった。一方の藤村は新しく出来た彼女に熱を上げているからか、シナリオ作りに身が入らない様子。そんな中藤村はタカシに涼子(河井青葉)を紹介する。涼子のような美人で性格もよさそうな人が兄と付き合ってくれたら安心だと考えたタカシは彼女と頻繁に会うようになるが、涼子の思いはタカシに向かっているようだった。妻からは離婚を切り出され、映画作りもうまく進まず、涼子には酔った勢いで結婚していることを口走ってしまい、行き詰まるタカシだが……。
「お盆の弟」の解説
40歳を控え離婚の危機に瀕した売れない映画監督が再起を図ってもがく様子を、全編モノクロームのやさしいまなざしで描きだしていくドラマ。監督は「キャッチボール屋」で第16回日本映画批評家大賞新人監督賞を獲得した大崎章。脚本は「キャッチボール屋」でも大崎監督と組み「百円の恋」では第一回松田優作賞を受賞した足立紳。「フィッシュストーリー」の渋川清彦が崖っぷちに立つ映画監督を、「あぜ道のダンディ」の光石研が監督と一緒に住むガンを患っていた兄を演じるほか、『SPEC』シリーズの岡田浩暉、「ガールフレンド」の河井青葉らが出演。大崎監督や渋川らの出身地・群馬県でオールロケされた。
「キャッチボール屋」の監督と脚本家コンビが10年ぶりに再度組み、全篇モノクロで撮り上げた人間ドラマ。仕事なし、妻子とは別居中と、公私ともに崖っぷちの映画監督のタカシは、兄マサルの看病を口実に舞い戻った故郷で脚本作りに励むが……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2015年7月25日 |
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キャスト |
監督:大崎章
出演:渋川清彦 光石研 岡田浩暉 河井青葉 渡辺真起子 田中要次 柳田衣里佳 後藤ユウミ 梶原阿貴 川嶋夕空 三浦景虎 稲川実代子 伊藤毅 |
配給 | アルゴ・ピクチャーズ |
制作国 | 日本(2015) |
上映時間 | 107分 |
(C)2015映画「お盆の弟」製作委員会
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