この空の花 長岡花火物語 作品情報
このそらのはなながおかはなびものがたり
天草の地方紙記者・遠藤玲子(松雪泰子)が長岡を訪れたことには幾つかの理由があった。ひとつは中越地震の体験を経て、2011年3月11日に起きた東日本大震災に於いていち早く被災者を受け入れた長岡市を新聞記者として見詰めること。そしてもうひとつは、何年も音信が途絶えていたかつての恋人・片山健一(高嶋政宏)からふいに届いた手紙に心惹かれたこと。山古志から届いた片山の手紙には、自分が教師を勤める高校で女子学生・元木花(猪股南)が書いた『まだ戦争には間に合う』という舞台を上演するので玲子に観て欲しいと書いてあり、更にはなによりも「長岡の花火を見て欲しい、長岡の花火はお祭りじゃない、空襲や地震で亡くなった人たちへの追悼の花火、復興への祈りの花火なんだ」という結びの言葉が強く胸に染み、導かれるように訪れたのだ。こうして2011年夏。長岡を旅する玲子は行く先々で出逢う人々と、数々の不思議な体験を重ねてゆく。そしてその不思議な体験のほとんどが、実際に起きた長岡の歴史と織り合わさっているのだと理解したとき、物語は過去、現在、未来へと時をまたぎ、誰も体験したことのない世界へと紡がれてゆく。
「この空の花 長岡花火物語」の解説
2004年の新潟県中越地震から復興をとげ、11年の東日本大震災発生時には被災者をいち早く受け入れた新潟・長岡市を舞台に、ひとりの女性新聞記者がさまざまな人と出会い、不思議な体験を重ねていく姿を大林宣彦監督が描く。出演は「沈まぬ太陽」の松雪泰子、「明日に架ける愛」の高嶋政宏。2012年4月7日より新潟県・長岡にて先行ロードショーされた。
空襲や地震で亡くなった人を追悼する新潟県の長岡花火を題材にしたセミドキュメンタリータッチの劇映画。昔の恋人から長岡に招かれた地方記者の玲子は、現地の人たちとの出会いを通じて、長岡の過去や日本の歴史の真実と向き合うことになる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年5月12日 |
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キャスト |
監督:大林宣彦
出演:松雪泰子 高嶋政宏 原田夏希 猪股南 寺島咲 筧利夫 森田直幸 池内万作 笹野高史 石川浩司 犬塚弘 油井昌由樹 片岡鶴太郎 藤村志保 尾美としのり 草刈正雄 柄本明 富司純子 |
配給 | PSC=TMエンタテインメント |
制作国 | 日本(2012) |
上映時間 | 160分 |
(C)「長岡映画」製作委員会・PSC All rights reserved.
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-09-02
NHKBSで先日,三時間に渡って生中継された秋田県大曲市の全国最大の花火大会を観ていると前に現地で見上げた記憶や大林宣彦監督の本篇のONE sceneが想い浮かんで来る🎇