11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち 作品情報

じゅういちてんにーごーじけつのひみしまゆきおとわかものたち

『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』『サド公爵夫人』『憂国』……数々の名作を著し三島由紀夫(井浦新)はノーベル賞候補と目される文豪になっていた。その一方で、学生運動全盛期の1968年、三島は民族派の学生らとともに楯の会を結成。有事の際には自衛隊とともに出動し、命を賭す覚悟であった。しかし暴動が起きても機動隊がこれを治め、自衛隊の出る幕はなく、三島と楯の会の面々は歯噛みする。三島の見つめてきた二・二六事件、浅沼稲次郎社会党委員長刺殺事件、安田講堂事件をはじめとする学生運動、戦後の日本とは。そして、1970年11月25日、三島は楯の会の4人と共に、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地へと向かう……。

「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」の解説

1970年11月25日に防衛庁内で自決した作家・三島由紀夫の、その日に至るまでの視線の先を、「キャタピラー」「海燕ホテル・ブルー」など精力的に作品を発表する若松孝二監督が丹念に描く。主演は「空気人形」の井浦新。若松監督とは「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」「キャタピラー」「海燕ホテル・ブルー」そして本作に続き、「千年の愉楽」で5度目のタッグが控えている。ほか、「キャタピラー」で2010年ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した寺島しのぶ、ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』の満島真之介らが出演。

三島由紀夫と彼が設立した「楯の会」の姿を見つめたドラマ。世界的評価を集める文豪として活躍する一方、民族派の若者たちを集めた民兵組織「楯の会」を組織。有事が起きた際に自衛隊と共に行動ができるようにと、訓練に励んでいたが……。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年6月2日
キャスト 監督若松孝二
出演井浦新 満島真之介 岩間天嗣 永岡佑 鈴之助 渋川清彦 大西信満 地曵豪 タモト清嵐 寺島しのぶ
配給 若松プロダクション=スコーレ
制作国 日本(2011)
上映時間 119分

(C)若松プロダクション

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最終更新日:2024-04-07 02:00:10

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