モールス 作品情報

もーるす

雪に閉ざされた田舎町。12歳のオーウェン(コディ・スミット=マクフィー)は学校でいじめられていたが、二人きりで暮らす精神的に不安定な母親に相談できずにいた。彼の唯一の楽しみは、自分の部屋から望遠鏡で他の部屋を覗き見すること。ある夜、望遠鏡を覗いていた彼は、雪の中を裸足で歩く隣に越してきた少女を見る。雪の夜、オーウェンが中庭で一人遊んでいると、あの少女が現れ、夜の中庭で何度か会ううちに段々と二人はうちとけていく。彼女は、12歳くらいだが自分の誕生日を知らず、ルービックキューブが得意で、アビー(クロエ・グレース・モレッツ)という名であった。彼女に惹かれていくオーウェンは、アビーの部屋から聞こえてくる荒々しいどなり声に心を痛めていた。ある日、オーウェンはモールス信号のメモをアビーに渡し、壁越しに話そうと伝える。自分を心配してくれたオーウェンがいじめられていることを察したアビーは「やり返すのよ。私が守ってあげるから」と言う。二人は自分の部屋から壁越しにモールス信号で二人だけの合図を送りあうようになり絆を深めていく。アビーを守りたいと変わっていくオーウェンは、いじめっ子に仕返ししたことに興奮し、アビーに血の誓いを交わそうと指を切る。すると今まで笑顔だったアビーが血を見た途端に様子が急変、「消えろ」と言って走り去る……。時を同じくして、この小さな町で残酷な連続猟奇殺人が起こり始めた。生きたまま首を切り裂かれ血を全て抜き取られた少年、トンネルで惨殺された男性……。そんな中、車の事故で容疑者と思われる男が病院に搬送されたが、彼は頭から硫酸を被っていて刑事と話もできない。そしてその男は手がかりとなるメモを残し病室から転落死してしまう。だが、血液が抜かれたジャックという男の死体が湖から発見されたことで事件は進展。彼の自宅を調べていると、近隣の女性が最近、首を噛み切られ病院に搬送された後、病室が発火して死んだらしいことが判明する。この団地に何かがある。刑事は団地へ乗り込み、ドアの前で拳銃を構えるが、家の中からは応答はない。ドアの向こうで息を殺していたのはオーウェンだった……。

「モールス」の解説

スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」を「クローバーフィールド/HAKAISHA」のマット・リーヴス監督がハリウッド版として映画化。連続猟奇殺人と、幼い男女のピュアな初恋の行方を描く。出演は「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ、「ザ・ロード」のコディ・スミット=マクフィー。

スウェーデン製ホラー「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッド・リメイク版。学校でいじめられ、孤独な日々を送っていた少年オーウェン。彼と同じアパートに越してきた謎めいた少女アビーと心を通わせるが、彼女には恐ろしい秘密があった。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年8月5日
キャスト 監督マット・リーヴス
原作ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
出演クロエ・グレース・モレッツ コディ・スミット=マクフィー リチャード・ジェンキンス イライアス・コティーズ カーラ・ブオノ サーシャ・バレス リッチー・コスター ディラン・ミネット
配給 アスミック・エース
制作国 アメリカ(2010)
年齢制限 R-15
上映時間 116分

ユーザーレビュー

総合評価:3.6点★★★☆、5件の投稿があります。

P.N.「まぁ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2011-08-24

凄く奥深くて面白かった。リアルにエグィ。ストーリー性も解りやすくて最初から最後までドキドキさせられる内容でした。絶対に眠くはならない(笑)強いて言うなら…最後にどの様な形であの4人を殺害したのか 殺害シーンが気になります。ハッキリ言って殺害シーンは絶対に見たかったです。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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