エクスペリメント(2010) 作品情報

えくすぺりめんと

失業したばかりのトラヴィス(エイドリアン・ブロディ)は、参加した反戦デモで出会ったベイ(マギー・グレイス)に恋をする。トラヴィスに惹かれたベイはインド旅行に誘うが、トラヴィスは旅費に困る。そんな折トラヴィスは、14日間の実験に参加して日給1000ドルという高報酬の求人広告を見つける。説明会では、『安全だが、人権を侵害する可能性がある』という。トラヴィスは選考を受け、24人の男ばかりの被験者の1人に選ばれる。他の合格者は、人当たりの良いバリス(フォレスト・ウィテカー)、気弱で冴えないグラフィック・ノベルライターのベンジー(イーサン・コーン)、女好きのチェイス(キャム・ギガンデット)、元受刑者という過去を隠しているニックス(クリフトン・コリンズ・Jr)など。24人の被験者は看守役と囚人役に分けられ、刑務所跡で終日それぞれの役割で振る舞う。監視カメラが彼らの行動を観察し、暴力行為があれば赤ランプが点灯する。ランプが点灯すると実験は中止され、報酬は支払われないという。トラヴィスは囚人役、バリスは看守役に選ばれる。実験初日、囚人たちのバスケットボールが看守に当たったことから、両グループに緊張が走る。2日目、規則にのっとり食事を残さないよう強要されたトラヴィスが、囚人たちを扇動して騒ぎを起こす。それが看守側の逆鱗に触れ、バリスのリーダーシップのもと、体罰が暴力すれすれのレベルに引き上げられる。バリスは人が変わったように、トラヴィスの頭を剃るなど屈辱的な罰を考え、行っていく。トラヴィスは看守側の攻撃に屈せず、理性を保とうとこらえる。対立はエスカレートしていくが、赤ランプは点灯しない。やがて、誰も予想しなかった悲惨な事件が起こる。

「エクスペリメント(2010)」の解説

ドイツ映画「es[エス]」の元ネタにもなった“スタンフォード大学監獄実験”を、テレビドラマ『プリズン・ブレイク』製作総指揮・脚本のポール・シェアリングが映画化した心理スリラー。出演は、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ、「ラスト・キング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィテカー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年12月4日
キャスト 監督ポール・T・シュアリング
出演エイドリアン・ブロディ フォレスト・ウィテカー キャム・ギガンデット クリフトン・コリンズ・Jr フィッシャー・スティーヴンス マギー・グレイス イーサン・コーン トラヴィス・フィメル ジェイソン・リュウ デヴィッド・バンナー ダミエン・リーク
配給 日活(提供 日活=ハピネット)
制作国 アメリカ(2010)
年齢制限 R-15
上映時間 97分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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